私が保育士になろうと思ったのは、姉が保育士をしていた影響もあるかもしれませんが、子どもが好きだったからです。当初は私立の幼稚園に採用が決まっていましたが、採用前の実習期間にその園の先輩の先生方がたくさん退職されることを知り、勤務していくことに不安になり辞め、公立保育園でアルバイト保育士を始め、一年後に正職員になりました。公立保育園ではベテランの保育士が多く安心です。私自身、アドバイスを受けながらたくさん助けてもらいました。保育士の仕事のやりがいは子どもの成長を実感したとき。運動会へ向けて、5歳児クラスで竹馬に取り組んでいたところ、教わるのに抵抗を感じるタイプの子どもに、その子どもの性格を考慮し判断したのが、子ども同士で教え合う方法。「先生乗れたよ!」と自ら報告してくれた瞬間は本当に嬉しかつです。色々な子どもたちがいる中で、試行錯誤を繰り返しながら保育を考えていく。日々子どもの成長を応援する仕事を通して、私自身が保育者として成長しているのを感じました。
子どもが安心して過ごせる場所。そんな保育園にしたいです。
K・Mさん
保育士
子どもの発達や個性に寄り添える保育を考えています。
愛情を持って接しているかどうか。子どもはすぐに気付きます。
子どもができて、子育てを経験するようになったら、その知識を仕事で活かせるようになります。私も子どもと接する中で「うちの子もこれ嫌がったもんなあ…」など、家庭で遭遇したケースを思い出しては保育する上で参考にしたものです。自分の子どもを持ってから感じたことですが、子どもをさまざまな視点から見られるようになりました。今の目標は、より子どもが安心して過ごせる環境の整備です。特に重要と感じているのは、いかに家庭的なあたたかさを持って接することができるか。核家族が増えている中で、昔より家庭のあたたかさを感じられていない子どもは多いです。そんな子どもたちに、多くの保育士や友だちと愛情あふれる関係性を築きながら成長していく大切さを伝えていくことが保育士の重要な役割。一定の時間子どもを預かるだけでなく、同時に多くの愛情を注ぐことができれば、子どもはより健やかに育っていくでしょう。子どもたちの将来にとって少しでもプラスになれる保育ができるかどうかは、保育士一人ひとりの力量にかかっています。私自身、保育士の仕事を通して子どもたちからたくさんのことを学びました。新しい人も最初は壁にあたることもあると思いますが、月日を重ねていくうちに子どもが何を求めているかわかるようになっていきます。一緒に成長していきましょう。