お仕事紹介

作業スタッフ(構内作業)

3つの部署が力を合わせて、金属の再生に取り組んでいます。

スクラップの加工には大きく分けて「切断」「破砕」「圧縮」の3つがあり、それぞれの作業に応じた機械を操作します。

【シュレッダー】

シュレッダーは、機械の中にたくさんの回転式のハンマーがついた大型の機械。これを操作して、スクラップを細かく砕き、金属屑とそれ以外を分けていきます。廃車をはじめ、建物の間仕切りや天井の下地に使用される軽天材、スーパーなどで見かける冷蔵陳列ケース、オフィスでよく見かけるスチールロッカーやスチール棚、変わったところでいえば現金自動預け払い機や自動販売機といった商品を加工します。ただし、厚みのありすぎるものは他の加工設備で処理します。

【ギロチンシャー】

厚みのあるものはギロチンシャーと呼ばれる機械を操作し、圧し切るようなイメージで一定の大きさに切断して整えます。建築現場で発生するスクラップが主に該当し、H型をした丈夫な鋼材や鉄筋などを処理します。

【減容機】

廃車などを破砕処理すると、金属以外に廃プラスチック類を主としたシュレッダーダストも発生します。そういった素材を、圧縮して容量積を減らすのが減容固化機です。搬出先に応じて、圧縮する強度を変更しながら、搬出先が使用しやすいように加工します。

【荷下ろし・積み込みについて】

鉄のスクラップはかなりの重量があるため、人力よりも走行クレーンやフォークリフト、ホイルローダー、ショベルといった機械で取り扱いすることがほとんどです。荷下ろし・積み込み作業であっても、意外と力仕事が少ないのもポイントです。

【保有トラックについて】

8t車・25t車・25tダンプ車・大型トレーラーを保有しており、引き取りメインで使用しています。運転業務は社員の内、当該車両を運転できる免許を保有している者が兼務しています。

【スタッフについて】

13名が在籍(2021年2月現在)しており、シュレッダーに8名・ギロチンシャーに2名、減容機に3名とそれぞれの部署に分かれて作業をしています。

【研修について】

配属された部署にてOJTで指導します。入社後3ヵ月ほどは機械の操作に関わらず、荷卸しの補助や清掃・点検業務を行い、慣れてくれば必要な資格を取得して機械の操作も担当。そこから少しずつ業務の幅を広げていきます。

【残業について】

設備稼働の準備のため、早出はありますが、機械トラブルなどがなければ帰りが遅くなることはほとんどありません。終業時刻側の残業は基本的に30分程度です。毎日ご家族と夕食を囲めるので、プライベートを大事にしたい方にとって最適な環境があります。

総務・事務スタッフ

これまでの事務経験を活かしながら、専門的な知識を学んでいけます。

一般的なイメージの事務ワークよりもアクティブに働ける仕事です。お客様とコミュニケーションを取る機会が多く、接遇スキルも活かせます。

【仕入れ販売に関わる計量作業】

総務・事務スタッフのメイン業務は、お客様が持ち込まれたスクラップの計量・検収業務になります。方法は非常にシンプルです。まず、持ち込まれたトラックを巨大な重量計の上に乗せて重さを計ります。そこから荷下ろしをしていただき、空になったトラックを再び計量。2つの数値の差からスクラップの重量を割り出します。重さがわかれば、どういう品物かを確かめ、検収に基づいて買い取ります。

【事務業務】

書類のファイリングや電話・来客応対を行います。特にむずかしい作業はなく、ExcelやWordの基本操作ができれば大丈夫です。また、経理や人事・総務などの書類作成もあります。

【マニフェストの作成】

ここでいうマニフェストは、産業廃棄物の処理委託の際に必要になる伝票を指します。どの企業が、どの企業にスクラップの運搬を依頼して、最終的にどの企業が処分したかを明確にするための制度で、再生利用と中間処理のどちらにも関わる当社では、伝票の作成と受託のどちらも行います。作成は、自社で発生した産業廃棄物を処理する場合のみ。原則、電子マニフェストを作成します。パソコンでサイトにログインし、どの企業に、どのくらいの重量の産業廃棄物を出すかといった必要項目を入力して、依頼する企業に送るといった流れなので、専門知識がなくても覚えやすいです。受託の場合は排出する企業が伝票を作成するため、それに対して処分の受託をします。電子マニフェスト・紙マニフェストどちらの対応もあります。

【将来のステップアップについて】

正社員の場合は管理者候補として、最終的に従業員をまとめる存在を目指していただきます。雇用保険や労災保険、福利厚生の手続きの流れなどを把握している方は、その経験を活かせる環境があります。

【資格について】

管理者候補を希望される場合は簿記2級以上の資格取得は必須となります。また、公害防止管理者(騒音・振動)といった資格も活かせます。当社でも活用できる資格やISO関連事務などの経験を積まれている方は、その分給与も考慮します。

【スタッフについて】

同部署に女性3名・男性1名が働いています(2021年2月現在)。

【研修について】

オフィスにて、先輩たちが指導します。事務ワークについてはマニュアルもご用意していますので、それに沿って仕事を行えますが、計量業務における検収作業は慣れと経験が必要です。遠慮なく周りを頼って、目を養ってください。

営業

どう活躍するかは自分次第。裁量が大きく、慣れるほど面白くなってきます。

京都府内をはじめ、大阪府や兵庫県といったエリアを自分で段取りをつけて飛び回り、多くの企業と関係を築ける仕事です。

【業務について】

仕事は新規顧客獲得と営業管理、配車業務が主な仕事になります。営業先となる企業は、鋼板加工工場や建物解体業者、自動車解体業者、同業他社がメイン。商談の流れは、商談先に訪問⇒品物を見て処理可能かを考える⇒処理が可能ならば条件の交渉⇒日取りの調整⇒配車(顧客による持込の場合は不要)⇒取引開始となり、取引開始までの期間は最長1ヵ月となります。多くの取引先と関係を築いていくにつれ、お客様側から声がかかることも。今までは仕入面の話でしたが販売面では商社と話をすることになります。商社の営業マンと関係を構築できるようになると商社側から取引のある業者の品物の取り扱いの可否およびその条件を検討するというような依頼をいただくこともあります。そういった依頼の対応をしていくことで、仕事の幅も広がります。
ゆくゆくは、引き取りの際に出た廃プラスチックなど金属以外の産業廃棄物の処理を行う会社の開拓もお任せしていく予定です。

【エリアについて】

エリアに制限はなく、京都市内だけでなく京都府全域や大阪府全域、和歌山県北部、兵庫県東部といったところまで自身の判断で営業できます。また、遠方の品物であっても、納め先まで完結できるのであれば日本全国どこでも取り扱うことができます。

【研修について】

未経験から始められる場合は、まずは3ヵ月ほど構内での加工作業や事務所での検収作業などに携わり、扱える品物や加工の種類を覚えることからスタート。スクラップは不定形なものが多いため、見た目でどれだけ判断できるかが重要です。経験を積まないと難しい作業なので、積極的に先輩たちに質問してノウハウを培っていきましょう。基礎が身に付けば、現在営業に関わっている者と同行して、仕事の流れを学びます。ひとり立ちまでの目安は6ヵ月間。もちろん、単独で営業を始めたあともフォローもしっかり行い、たとえば判断のつかないスクラップを撮影して先輩に相談することも可能です。非常に奥の深い仕事で、最初からすべて上手くいくものではありません。失敗はするものだと理解しているので、ぜひそれを糧にして、さらなる成長を目指してください。

【活かせる経験について】

スクラップになる前にどのような素材が使われていたかを知っていれば、取引先との話し合いもスムーズになるため、自動車解体業や建物解体業に従事されていた方や役所にて破砕機の運転に関わっていた方は、その知見を活かせます。