もともと福祉や医療系の分野に漠然とした興味はありました。ただ、当初は仕事にしようとまでは思っておらず、学校卒業後は空港で働いていました。空港ではサポートを必要とする方に接する機会が多く、搭乗口まで車イスを押していったり搭乗のお手伝いをしたりするうちに、介護職への興味が増していきました。その後、大阪の通所リハビリ施設で介護職としてスタート。通所の間だけでなく帰宅後のケアやご家族とのやり取りなど利用者様にトータルで関わりたい思いがあり、ケアマネジャーを目指していました。職場のケアマネから「ケアマネの人数が多い職場は勉強になるよ」と勧めてもらったこともあり、ちょうど介護支援専門員の資格を取得後に和歌山への転居が決まっていたため、人数が多い職場を探して見つけたのが順風会です。全体の職員数も多いですし、現在は8名の経験豊富なケアマネが在籍していて元ヘルパーや栄養士、病院経験者などキャリアもさまざまなので、知識が広がる環境で働けています。
複数のケアマネがいるから、多彩な視点で利用者様とご家族をサポートできます。
業務上、利用者様のご自宅へ伺いご本人やご家族とお話をする場面が多くあります。仲良くさせていただきながらも礼儀やマナーには気を配り、言葉遣いや遠すぎず近すぎない距離感を意識してコミュニケーションを重ねるように心がけています。以前、奥様がご病気で入院していて末期の状態で、旦那様ご自身も障害を抱えているご夫婦を担当したことがありました。自宅での看取りは難しいと関係者の誰もが考える状況でしたが、旦那様がどうしても奥様を自宅で看取りたいと半ば強引に連れかえってしまいました。訪問看護師や訪問ヘルパーにたくさん入ってもらったおかげで、最終的に奥様は自宅で安らかな最期を迎えられました。その際、旦那様が「自分の判断は間違っていなかった」と満足そうにおっしゃっていたのが印象的でした。ケアマネを目指したときから利用者様の生活すべてをケアしたいと思っていたので、ご本人とご家族の相談にはじまり、訪問をして話し合い、ケアプランの作成からサービス提供に至り、状況が落ち着いてご本人やご家族が安心して生活できる環境が整ったときは、ケアマネとして大きな喜びを感じます。
順風会では残業がほとんどなく有給休暇もしっかり取れるので、気兼ねなく子どもの授業参観へ参加できるなど働きやすい環境が整っている点も魅力です。休日には趣味のボルダリングや釣りを楽しみリフレッシュすることで、仕事の時間を充実させています。また、ケアマネが8名在籍していることは、同業の方と話していても驚かれる順風会の強みだと思います。簡単に答えが出ないシチュエーションであっても誰かが経験している場合があり、みんなで話し合って答えが出る事も多いです。悩む時間が少なくすめば、利用者様やご家族のために動ける時間が増えます。今後は、たとえば趣味や買い物のサポートなど介護保険の適用外のサービスについても知識を増やし、地域のボランティアの方とも協力して、介護保険の適用/適用外サービスを巧みに利用できるケアマネになっていきたいです。そして、感情に流されずに俯瞰で物事をとらえる視点を大切に、常に正しい判断とベストな行動ができるケアマネとして多くの人に関わっていければと思います。より多くの地域の方に楽しく生活していただく為に、あなたの協力が必要です。一緒に働きましょう。
2019年入社