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- Yさんのインタビュー
故人を家族のように感じながら。誠実な気持ちで見送りさせていただいています。
葬祭部部長
Yさん
Profile
2016年、知り合いの紹介で泉屋へ。前職と合わせて、25年にわたって葬儀業界に携わり続けている。セレモニートータルアドバイザー・葬祭ディレクター1級の資格の持ち主。
インタビュー
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現在の仕事内容を教えてください。
葬祭部で葬儀の執り行いや社内の労務管理、病院や介護施設への営業活動を行っています。周囲に背中を見せていく立場として心がけているのは、社員一人ひとりの気持ちに寄り添うということ。月に一度は社員と面談を行い、より働きやすい職場づくりに努めています。
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25年間、葬儀業界に携わってきて感じていることは?
人が亡くなるということは不変の事実ですが、見送り方は時代とともに移り変わってきています。一昔前には、亡くなられた方がいると町内の方がご家族をサポートしたり、故人を知らない方でも葬儀に参列されたりといったように、盛大なお葬式が行われていました。人と人との結びつきが強い、古き良き日本が垣間見えたものですが、最近では身内だけで執り行う葬儀も増えてきています。地域とのつながりも希薄化していくなかで、ご家族の負担が以前にも増して大きくなってきているのは事実。私たち葬儀屋も、時代の変化に対応する力と、時代に合ったサービスを磨いていく力をつけなくてはなりません。
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ご家族に対して心がけていることを教えてください。
葬儀のご提案段階では、ご家族が葬儀に求められているものを正しく見極めることを意識しています。サービスの質なのか価格なのか、重きを置いているところはご家族によってさまざま。内容や費用面で納得していただけるよう、丁寧にコミュニケーションを取っています。また、葬儀中は、ご家族が故人を悼むことに集中できるよう、ご家族の役割もこちらで代わって差し上げるなど、ちょっとした配慮も欠かせません。かけがえのない大事な人を見送るにあたって、一番悲しいはずの喪主様やご家族が、やるべきことに追われ涙をこらえることのないようサポートすることも、私たちの大切な役割です。
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どんなときに、仕事のやりがいを感じますか?
この仕事をしていると、毎日色々な出来事があります。阪神淡路大震災や福知山線脱線事故などで亡くなられた方々の見送りをさせていただいたときは、ご家族の気持ち、故人の気持ちを考えると、胸が痛む想いでした。どんな状況であっても、葬祭ディレクターとして心がけているのは、故人を自分の身内に置き換えて接するということ。すると、ご遺体への触り方ひとつ、声のかけ方ひとつが変わってきます。こちらの誠実な想いがしっかりと伝わったとき、「吉川さんが担当で良かったです」と、お客様からお礼の言葉をいただける。この瞬間が何よりのやりがいです。
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今後の目標は?
各メモリアルホールの地域内シェアを伸ばし、同業他社に負けない、ナンバーワンの葬儀屋にすることです。そのためには、価格以上に「接客」が重要。私たち社員の人柄を好きになっていただくことが、泉屋のファンづくりにつながると思うので、人で選ばれる組織になっていきたいですね。
1日のスケジュール
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9:00
出社
当日の葬儀の予定などを確認します。
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10:00
葬儀プランの打ち合わせ
葬儀の内容を予算に合わせて決めていきます。
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12:00
各部門へ連絡
祭壇やお花、お食事などを関連部門に手配します。
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13:00
休憩
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14:00
葬儀の設営・段取り確認
会場の机や椅子の設置、供花の準備を整えます。
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15:00
葬儀の進行管理
故人の人柄に想いを馳せ、司会進行管理を行います。
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18:00
退社
取材日:2018年10月