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- Fさんのインタビュー
ケーキ職人から営業職へ。お客様とのふれあいに刺激を受けながらより高みを目指します。
営業部香芝店
Fさん
Profile
前職はケーキ職人。2021年6月に入社後、営業部に配属され奈良店にて勤務を開始する。2023年3月より香芝店に異動し、地域の方との絆を育んでいる。現在は趣味として、ケーキを焼くことも。スポンジケーキが得意。
入社のきっかけは?
ケーキ職人として忙しい日々を過ごしているうちに体調を崩してしまい、仕事を離れることになったのがきっかけです。別の業界で働くことを考えているときに、住職を親に持つ幼馴染のことを思い出しました。身近なところに仏教との関りがあるのなら、そういう業界で働いてみるのもいいかもしれないと当社に応募して現在に至ります。
インタビュー
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異業種からの転職で乗り越えた壁はありましたか?
泉屋で働くまでは調理場で仕事をしてきたこともあり、最初は接客面に苦労しました。何を話せばいいのだろう、商品のご案内はどうすればいいのだろうと悩むことが多かったです。幸いにも先輩や上司に恵まれ、わからないことも質問すれば親身になって答えてくれたおかげで少しずつ慣れていけました。また、こちらから話すことと同じくらい聞くことも重要なのだと気づいてからは、ヒアリングを丁寧に行うようにしています。すると会話もつながるようになり、いまではお客様とのコミュニケーションに対する苦手意識もずいぶんと薄れてきました。
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仕事において心がけていることはありますか?
わかっているつもりになって行動しないことです。働いてわかったのですが、仏壇・仏具の世界はかなり奥が深く、たとえば仏壇ひとつとりましても宗派が変われば、仕様も変わります。木材も種類が豊富で、工房によっては漆(うるし)塗りの塗り方にも違いが出るなど覚えることが多々あります。さらに、同じ宗派でも地域によって作法が異なるため、思い込みで仕事を進めると思わぬ落とし穴にはまってしまいがちです。そういう意味でも確認することの大事さは身に沁みました。入社から数年が経ち知識が身に付いてきたことで、逆に慎重に行動するようになっています。
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働いて発見したことは?
奈良店と香芝店を経験したことで、地域によって求められることが違うことに気がつきました。奈良店の場合は立地的にマンション住まいの方が大半という住宅事情もあり、仏壇においてはコンパクトでフローリングにも合う家具調タイプの仏壇のニーズが高かったです。対して、現在働く香芝店周辺のお客様は持ち家に住まわれるお客様が多いことも影響してか、従来からあるクラシカルなタイプの仏壇やご実家にある仏壇を修復して引き継ぎたいというニーズが多数を占めています。店舗をひとつ異動するだけで、学べることがたくさんあるため、見識がグッと広がりました。
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仕事をする中でうれしいことは?
お客様に感謝していただけることがうれしいです。仕事柄、お客様と直接お会いしてお話をするのですが、商品の案内ばかりしているわけではありません。故人がどのようなお方であったのかをはじめ、パーソナルなお話もしながら関係を築いていきます。それだけに、仏壇の設置に伺った際に「ありがとう」とおっしゃっていただけると、その言葉が深く心に染み入ります。当社で働いたことで、お客様と直接ふれあう喜びを知れたことは私の人生の大きな糧になりました。異業種への転職に思い切ってチャレンジしてよかったと感じています。
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最後に目標を教えてください。
先輩たちのように、豊富な知識を駆使しながらお客様に寄り添う仕事ができるようになりたいです。中途採用の私にも1年ほど先輩が同行して教えてくれたのですが、その後にひとり立ちすると、いかに先輩がすごかったのかがよりわかりました。早く追いつけるように、資料になりそうな本を探して知識を深めています。お客様が自分を認めてくださって、仏壇や仏具をご購入いただけたときのうれしさは入社からいまも変わりません。最初にご契約くださった方のこともよく覚えています。もっとお客様にできることを探し、喜んでいただけるよう努力し続けます。
1日のスケジュール
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9:30
出社・納品の準備
納品する仏壇・仏具にキズがないかをチェックして、軽バンもしくは軽トラックに積み込みます。
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10:00
お客様宅への訪問
社用車でお客様のご自宅へ向かいます。この日は2件回りました。
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12:00
休憩
公園や駐車場でお昼を取り、体を休めます。
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13:00
訪問再開
引き続きエリアのお客様を回ります。訪問する時間は一件につき30~60分程度です。
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16:00
帰社・事務作業
仏具の発注業務をはじめとした事務業務を行います。また、翌日のアポ取りを行います。
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18:30
退社
取材日:2023年7月