スタッフインタビュー

従業員が安心して長く働ける職場づくりを目指して。着実に前進しています。

田中 成夫
部署:管理部 部長 
入社:1991年
従業員目線で労働環境改善を目指しています。

もともとスーパーマーケットの店長職にいた私が、畑違いの職場を志したのは家族との時間を大事にしたいという想いからでした。労働環境が要因で転職して30年の月日が経ち、現在は管理部長として総務業務に携わり、労働環境の改善に取り組んでいます。私自身も最初の10年間は現場で汗を流してきたので、目線を向けている先は常に現場です。当社の労働組合と毎年労使交渉を行いながら、少しずつ働き方を変えてきました。近年でいえば、有給休暇の付与を1年目から20日に。さらに、半日取得を年12回まで可能にしました。慶弔以外に、病気やケガで休む場合に利用できる福祉休暇も年間50日まで利用可能です。残業代の割増賃金も増額するなど、給与面での還元も余念はありません。また、定年の延長に取り組んでおり、近いうちに65歳定年制を目指しています。当社が得意とする長尺・大径の菅の加工技術は、同業他社で対応できる会社は国内でも片手で数えられるほど希少です。身に付くスキルはまさに一生もので、今後も安定した受注を見込めます。業績が安定しているからこそ、環境を良くしてだれもが長く働けるように努めています。

成長がわかりやすく、夢中になれる仕事。安全を第一に、生産効率の向上を目指しています。

福崎 靖之
部署:管材加工課 係長(職長)
入社:2004年
日報に書く加工数が増えると、うれしさを感じます。

もともと工事現場で重機操作や現場監督をしていて、知人の紹介で入社しました。製造業は初めてということもあり、ずらりと並ぶ機械を前にして、本当にできるのだろうかと当時は不安でしたね。しかし、定年退職後も働く大ベテランのみなさんに丁寧に指導していただいたおかげで技術を学んでいけました。新人時代に担当したのは、切断機の操作です。直径が1.5mにも達する巨大な丸ノコを使用して棒状の鋼材を切るというシンプルな作業の中にも奥深さがあり、鋼材を動かすスピードとノコの回転数を調整しないと、まっすぐ切れませんし、丸ノコの切れ味がすぐに悪くなり交換作業で時間を取られてしまいます。しかも、鋼材の材質や大きさでもスピードや回転数を調整しなければいけません。最初は試行錯誤しながらの作業になるので、1日に数個加工するのがやっとの状態。それが時を経てコツをつかみ、1日に十数個も加工できるようになると成長を実感できてうれしくなります。数字で客観的に自分の実力がわかるから、どうすればもっと数を伸ばせるかを考えるのが楽しく、気がつけば17年以上の歳月が経っていました。

イメージの世界とは違った製造業。多くの技術を身に付けるため、日々奮闘しています。

小松 裕真
部署:鋼管加工課 機械工
入社:2017年
「手に職をつけたい」という動機から、この業界の門を叩きました。

製造業の世界で技術を身に付けたいという想いがあり、高校を卒業したあとに『入江金属工業』に飛び込みました。それまで抱いていた業界のイメージと違うところが多々あり、たとえば、怖い先輩たちがたくさんいるきびしい世界なのだと思っていましたが、当社はやさしい先輩ばかりです。親切に仕事のやり方を指導してくれますし、いまも困ったことがあればアドバイスしてくれます。残業もその日の仕事量によるので、定時である16時半に帰れることも珍しくありません。それに、シンプルな作業の中にも奥深さがあるのだと知れました。現在は丸い棒状の金属の外側を削る業務に取り組んでいますが、これが見た目以上にむずかしく、棒を送り出すスピードや回転数を調整しないと削れる量にムラが出て、いびつな形になってしまいます。経験が浅いころはずいぶん悩みました。うまくいけばうれしいですし、うまくいかないときもどうすれば成功するかを考えるのも楽しいです。まぁ、焦りますけど(笑)