もともと医療福祉系の別の仕事に就いていましたが、学生の頃から憧れていた理学療法士になりたいと、約10年の社会人を経てから家族の了承を得て学校に通い直し、資格を取得しました。資格取得後は4年ほど病院に勤めていましたが、子どもが縁で知り合った『いちむじん』の管理者から実習中に助言をいただいていたこともあり、訪問という新たな分野で一緒に頑張ってみたいと転職を決めました。病院は若い世代のスタッフが多く、幅広い年代・症例の方への処置を通じて切磋琢磨しながら実力を磨くにはピッタリの場所です。ただ、患者様が普段どんな暮らしをしているのかが見えにくく、ある程度知識を持ってから訪問に移ってきて良かったと感じています。現在は岸和田市全域を社用車で回り、70~80代の利用者様を中心に1日7~8件のリハビリを担当しています。
「生活」と「気持ち」に寄り添うリハビリを。仲間がいるから頑張れます。
利用者様のご自宅に入って行う訪問リハビリは、日々の生活に寄り添ったリハビリが提供できると感じます。心がけているのは、利用者様の気持ちに寄り添うこと。リハビリの形や方法は決まっていますが、在宅の利用者様が望むことはそれぞれ違うため、希望に近しい形や方法で提供するように心がけています。たとえば、お持ちの疾患により大好きな菓子類が食べられない利用者様に、「リハビリを頑張って、歩行してお菓子を買いに行きましょう!」とお声掛けすることがあります。病院であれば、そのお声掛け自体が良しとされないかもしれません。ただ、そういった言葉が利用者様の気持ちを明るくしてリハビリに前向きに取り組めるのなら、私は大事にしたいと思います。やはり利用者様の喜ばれる姿が、私にとって一番のやりがいです。
長く続けられている一番の理由は、リハビリのスタッフみんながいい人で、とても仕事がしやすいからです。訪問リハビリは特定疾患の方を診る機会が多くて勉強になりますが、1人なら煮詰まることも。リハビリだけではなく、書類の作成や他職種・病院や施設との連携など幅広い業務を担当する中で、仲間とともに助け合って業務を進められる環境は、とても働きやすいと感じます。また、直行直帰が基本で自宅でも仕事ができるため、ある程度経験があれば自分で業務を調整できるメリットもあります。社長をはじめ、管理者が働きやすい環境を整えようと常に考えてくれており、柔軟な働き方を求めている方にもフィットすると思います。
もともと理学療法士を目指したのは、学生の頃にパラリンピックを見て義足のランナーに感動したから。今後は興味があるスポーツ分野の勉強もしつつ、さらにスキルを磨いていきたいです。
入社:2018年