スタッフインタビュー詳細

訪問看護師は学びの多い仕事。働きやすさも魅力で、子育てと両立しながら成長を目指しています。

加守田 悠佳
訪問看護師
家庭と両立できる勤務形態が入社のきっかけ。

以前は総合病院の整形外科で働いていました。充実した日々を過ごしていたのですが、夜勤のこともあって家庭との両立にむずかしさを感じるようになり、転職を考えていたときに知人から紹介を受けたのが『いちむじん』です。訪問看護師にも興味があり、なにより時間の融通が利くので、当時は9時~15時という時間で働いていました。直行直帰も可能という点も、非常にありがたかったです。

病院では見えない部分を知れて、考え方が変わりました。

これまでは病院というひとつの場所で勤務していたこともあり、利用者様のご自宅へ伺う現在のスタイルは発見が多いです。たとえば、前職ではリハビリに関わる中で、手すりの設置を推奨することを当たり前のこととしてやってきました。とはいえ、家の間取りは各ご家庭でさまざまです。構造上、手すりを設置できない場合もありますし、手すりがなくても壁づたいに歩けば支障のない場合もあります。そういったことを、仕事を通して知る中で、病院の退院支援においてもっとできることがあったなと思い返したりもしますね。看護師として、どのようなキャリアを築いていくにせよ、訪問看護師を経験することは価値があります。

意思を尊重しながら、できるだけ寄り添った看護を考える。

訪問看護の際に、思い悩む場面に出会うことがあります。たとえば、利用者様に褥瘡が起きていたときに体位変換を行うのは医療として当然の行為です。ですが、体を動かすことで痛みが生じる方がいて、ご家族様よりできるだけやめてほしいと申し出があった場合、どうすればいいのか。医師の方針だけでなく、利用者様やご家族の方の意思も尊重しながら、それぞれの正解を探しています。なかなかひとりでは判断できないことがあっても、先輩たちに電話ですぐに相談できるので何度も助けてもらいました。その方に寄り添った看護を考えるのは、この仕事のむずかしさですが、ご利用者様やご家族の方と深くコミュニケーションを取れるのは訪問看護の特徴で、気に入っている部分でもあります。

支えているのは、おひとりではない。

利用者様の看護をしているのですが、そうすることで周りも含めてサポートできているかもしれないと感じることがあります。この間も利用者様に清拭をしながらプロ野球の話で盛り上がっていると、帰り際にご家族の方から「今日はたくさん話しかけてくれてありがとう」と感謝していただけました。その利用者様は普段は無口な方のようで、お話しされている姿を見られてうれしかったとのことでした。在宅での看護は、ご家族の方にも負担がかかるものです。なんでも話していただけるように、お困りごとがあればしっかり耳を傾けますし、体調が悪そうなときは気遣うように心がけています。そうやって関係を築いていきながら、「名前覚えておくわな、また来てな」とおっしゃっていただけるとうれしい気持ちになりますね。

さまざまな知識を身に付け、もっとみなさまのお役に立ちたい。

入社から1年半ほど働き、そこから2年の産休・育休を経て2024年に復帰しました。ブランクもできましたけど、また現場で働けるワクワクの方が強かったです。再び利用者様のもとへ伺うようになると、「やっと戻ってきたね」なんておっしゃってもらえてうれしくなります。子どもを保育園に預けられるようになったので、勤務時間も9時~18時まで延長しました。この仕事は幅広い病状をカバーするため、医療知識をいま以上に身に付けることを目標に勉強しています。同時にご家族様の支えにもなれるように、社会保障制度についても学んでいくつもりです。子育ても仕事も全力でがんばり、みなさまの笑顔をつくれるように努めます。

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