「ここに入居してよかった」と言ってもらえる施設を目指して
高齢者の方と向き合える仕事がしたくて、介護の道へ
昔から「おじいちゃんっこ」で、自然と高齢者の方と関わることが好きでした。その延長線上で、「高齢者の方が安心できる居場所」を提供する仕事に就きたいと考え、介護職のキャリアをスタートさせました。
現職に就く前は、二つの施設で経験を積んでまいりましたが、前職の住宅型有料老人ホームの閉鎖に伴い、新たな職場を探すことになりました。数ある選択肢の中からプライマリケアホームひゅうがを選んだのは、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護施設」という施設形態に強く興味を持ったこと、そして自分自身のスキルアップにつながると感じたからです。
特に熊本はませんは、開所したばかり(2024年12月開所)ということもあり、良い意味で既存の枠に囚われず、自由度が高い仕事ができると感じました。実際に入社した後も、経歴や年齢に左右されることなく、柔軟でフラットな環境で意見を交わし、気兼ねなく仕事に取り組める点が大変魅力的です。
入居者様の暮らしを支える、計画作成責任者という役割
計画作成責任者の主な仕事は、入居者様一人ひとりの「介護サービス計画」を作成することです。1日の中でどのような訪問を行うのか、どの福祉用具を使用するのかなど、生活水準を落とさず、その方らしい暮らしが続けられるよう、月に一度プランを組み立てています。施設内のサービスだけでなく、外部のデイサービスを利用される方もいらっしゃるため、どのサービスをどのように取り入れるかといった点も含め、周囲との連携が欠かせません。
プラン作成の際は、ケアマネジャーや担当職員と相談しながら進めるだけでなく、入居者様ご本人やご家族のご意向もしっかりと伺い、反映するよう心がけています。
現在は1フロア28名の入居者様を、2名体制で担当しています。毎月多くの計画を作成することは決して簡単ではありませんが、「大切な役割を任せていただいている」という感謝の気持ちを持ちながら、日々仕事に向き合っています。
挑戦を後押ししてくれる環境が、仕事の楽しさに
この職場の一番の魅力は、「チャレンジさせてもらえる環境」があることだと思います。上司に相談をすると、「やってみよう」と背中を押してもらえることが多く、提案したことを前向きに受け止めてもらえます。
もちろん会社としてのルールはありますが、現場では職員みんなで方向性を考えながら進めることができ、その過程にやりがいを感じています。この環境のおかげで、毎日充実感を持ち、楽しく働くことが叶えられています。
私の目標は、入居者様やご家族から「ここに入居できてよかった」と言っていただける施設であることです。そのために、私個人として意識しているのが、挨拶にプラスして一言声をかけることです。そうすることで会話が広がり、少しずつ信頼関係が築けていると感じる場面も増えました。その関係性があるからこそ、悩みを相談していただけることもあり、これからも大切に続けていきたいと思っています。
取材日:2025年12月
