業務内容紹介

臨床検査技師

病気の早期発見で早期治療につなげる。責任ある仕事だからこそ、教育体制も万全です。

業務内容

出張先もしくは施設内での心電図検査・尿検査・聴力検査などを行います。新人職員は尿検査や心電図を装着する補助業務からスタートし、徐々に業務に慣れていただけるよう実務を通じて研修を行います。未経験からはじめる場合も、先輩職員が一から指導しますのでご安心ください。 
※このほか、部署によっては血液などの検体検査や食品の微生物検査、細胞診検査も行っています。

【臨床検査技師の良いところ】
重大な疾患を早期に発見し、早期治療につなげることができたときは、大きなやりがいを感じられます。健康診断を受けられるほとんどの方は病気を自覚しているわけではありませんが、なかには重大疾患が存在する場合があるため、健診での早期発見が命を救い、良好な予後につながることもあります。そのため、「昨年はありがとうございました」と感謝の言葉をいただけることも多い職種です。
週2~3日でも勤務でき、扶養控除の範囲内で働ける点も魅力といえます。

【覚えておいてほしいところ】
出張健診の場合、移動と会場設営のため早出もあります。毎回同じメンバー・同じ場所に出務するわけではありませんが、「今日はどんなメンバーかな?」と前向きに楽しむことができます。

1日のスケジュール

<施設健診/午前シフトの場合>
08:15 準備・ミーティング
08:30 健診開始
11:00 片付け、心電図の波形の記録・保管、
     検体の運搬、血液検査の前処理(遠心分離機にかける)
12:00 退勤

<出張健診 例:8:00出発の場合>
07:45 事前準備・ミーティング
08:00 出発
08:30 健診会場に到着
     機材の運搬・設営
09:00 健診開始
11:30 健診終了・撤収作業
12:00 健診会場を出発
13:00 施設到着
     片付け、心電図波形記録、検体の前処理など
14:00 退勤

健診スタッフ(資格不要)

健診スタッフの場合は身長・体重測定・視力測定・腹囲測定のみを行うため、資格は必要ありません。未経験で始める人がほとんどで、慣れるまでは先輩について実践的に業務を学んでいただけます。スケジュールは臨床検査技師とほぼ同じです。

実際に働いている先輩に聞いてみました!

木田 吉人
健診センター 健診運営部
臨床検査科 科長
1990年採用

学生時代に実習に行ったがんセンターにて、検査をしても命を救えないつらさを経験したことで、早期発見・早期治療の重要さを知り、『兵庫県予防医学協会』に入職しました。実際、健診で重大疾患を見つけることもあり、腹部大動脈瘤を発見した方は、すぐに手術をして一命を取りとめたそうです。翌年の健診で「助かりました」と報告していただいときは、大きなやりがいを感じました。その方は以降も毎年健診にいらして、「今年もお願いします」と言ってくださいます。入職から30年、今日まで続けられたのは、人間関係の良さが大きな理由です。先輩や後輩、他職種の職員を問わず、誰とでもコミュニケーションを取りやすい雰囲気があります。さらに、年数回の外部研修や精密検査の結果をフィードバックする内部研修など、スキルを磨ける環境が整っている点も魅力です。当法人なら、多くの仲間たちと腰を据えて成長を目指せます。

看護師

ライフワークバランス重視派必見。家族も仕事も大切にできます。

業務内容

主な業務は健康診断での採血と血圧測定です。企業などへ赴く出張健診と施設内での健診があり、全体の86%が出張健診となっています。繁忙期は6~12月で、1~5月は比較的余裕のある時期です。入職後はオリエンテーションでマニュアルを説明するほか、ブランクのある方にとって不安な採血も先輩職員の指導で訓練できます。実践は先輩と一緒に業務を行い現場の雰囲気に慣れてからなので安心です。健診の種類は、以下の2つに分かれます。

◆出張健診
臨床検査技師・放射線技師・医師・健診スタッフなどと検診車で現地へ向かいます。出張先は64%が一般企業で、そのほか学校や市民を対象にした健診もあります。採血や血圧測定業務も2~3名で対応することが多いです。
◆施設健診
採血と血圧測定に加え、内視鏡検査と婦人科検診の診察の介助などの業務もあります。施設内での業務のため、ほぼ定時で退勤できるのが魅力です。

【看護業務の良いところ】
週2日、半日、フルタイムなど幅広い働き方ができます。そのため家庭と両立する職員も少なくありません。40代・50代の活躍が目立ち、子育てが終わって仕事に復帰したいと考えている方には働きやすい環境です。早出が必要な場合がありますが、直行直帰も相談可能です。

【覚えておいてほしいところ】
採血は痛みと緊張をともない、失敗すれば内出血や手のしびれといったリスクのある検査です。そのためかなり神経を使いますが、多くの受診者を待たせることなく行う必要もあります。事故を防ぐため、血管を選ぶ際の優先順位までマニュアルがあるほか、年2回は看護師全体で勉強会を開催し、知識向上に努めています。

1日のスケジュール

<出張健診 例:8:30出発の場合>

08:15 準備・ミーティング
08:30 出発
09:00 健診会場に到着
     会場設営
09:20 受付開始
11:30 健診終了
     撤収・荷物の積み込み
12:10 施設到着
     後片付け(アルコールや注射針の補充など)
12:30 退勤

実際に働いている先輩に聞いてみました!

田中 美津江
健診センター 健診運営部
看護担当部長
1991年採用

結婚を機に6年間勤めた総合病院を退職し、兵庫県予防医学協会に入職しました。途中、子どもを2人出産し、育児休業を取りながら仕事を続けて28年。周りのフォローもあって子どもの成長を十分見守れました。子育て中の職員の気持ちはよく分かるので、お子様の急病によるお休みの際などは「大丈夫よ!」と声をかけています。こちらでの主な業務は、採血と血圧測定です。総合病院より業務の幅は狭いですが、短い時間でも一人ひとりに向き合っているので、物足りなさを感じたことはありません。特に特定健診で血液検査の結果をお話しした際に、「必ず精密検査に行くわ」とおっしゃっていただけるとやりがいを感じます。また、『兵庫県予防医学協会』はライフワークバランスを大切にしながら、新たなスキルを身に付けられる環境があり、私も内視鏡技師の認定を当法人で取得しました。同じ認定を取得した職員は、これまで正職員・短時間職員問わず6人ほどおり、「人のお役に立ちたい」という気持ちを持った人たちがどんどん成長していける職場だと思います。

事務補助

正確で快適な健康診断をサポート!久しぶりのお仕事の方も活躍しています。

業務内容

健診センターでの事務は以下の3つに分かれており、全体で約45名が活躍しています。

◆管理課・業務課
施設健診に関わる事務業務を担当しています。受付、電話応対、予約対応、案内状の送付などを行います。
◆渉外課
出張健診に関わる事務業務を担当しており、健診用の問診票などを1人分ずつ封筒に入れ送付する作業などを行います。事前に先方へ出向いて内容を取り決める業務もありますが、そちらは正職員が行います。
◆情報管理課
専用システムへの入力作業など健診結果の処理を行います。電話対応や受付業務はなく、デスクワーク中心です。タッチタイピングができれば、高いPCスキルは必要ありません。

【健診事務の良いところ】
受付では「気持ち良く健診を受けられました」と感謝の言葉をいただける機会があります。情報管理課や渉外課については、大量の書類や健診用の問診票などの準備を、仲間と協力しながら仕上げる達成感が魅力です。30~50代の女性職員が多く、子どもの入園・入学を機に仕事復帰した方が多数活躍しています。子どもの学校行事や急病による休みにも理解があり、互いにフォローし合える雰囲気です。

【覚えておいてほしいところ】
個人情報を扱うため、常に緊張感がある仕事です。二重線による訂正ができない書類もあり、何よりも慎重さが必要となります。また受付に関しても、忙しい中であっても接遇面を意識しなくてはならず、どの業務も確実さとスピード感の両立を求められます。

※このほかにも尿検査・大腸がん検診等の検体検査についての受付・事務処理・報告書作成処理などを行う部署もあります。

1日のスケジュール

【管理課】
08:30 受付担当者は受付を開始
    事務担当者は電話対応をしながら事務処理
12:00 休憩
13:00 受付担当者は午後から事務を担当
17:00 退勤
※早出あり(早出した時間分、退勤時間は前倒しになります)

【渉外課】
08:30 業務開始
    事務処理・健診用の問診票などの準備・電話対応など
12:00 休憩
13:00 午前と同じ業務
17:00 退勤

【情報管理課】
08:30 業務開始
    データ入力・チェック
12:00 休憩
13:00 午前と同じ業務
17:00 退勤

実際に働いている先輩に聞いてみました!

田中 典子
健診センター 健診事業部
管理課 担当課長
1993年採用

医療の知識がない状態で入職したため、専門用語が飛び交う会話に付いていけないのではないかと最初は不安でした。しかし、戸惑ったのは1ヶ月くらいだけ。先輩の「分からないのは最初だけだから!」の言葉通り、自然と慣れてきました。受診者の中には、毎年同じ時期にお見えになる方もいらっしゃいます。長く受付をしていると、受診者の方のお顔で季節を感じることもありますね。「来年もよろしくお願いします」と言葉を交わすなど、人とのふれあいも楽しみの一つです。これからの目標は、業務の効率化を推進し、職員がより休みを取りやすい環境にすること。そのためのアイデアは、勤務年数や雇用形態に関わらずみんなから積極的に吸い上げていくつもりです。より良い職場を一緒につくりましょう。