スタッフインタビュー詳細

音楽療法は、ケア&キュア、心と体の癒しです。

音楽療法士
2023年入職
幼い頃から親しんでいたピアノが音楽療法士としての原点です。

子どもの頃からピアノをずっと続けていました。
ただ、大学は音楽と関係のない経済学部に進学し、大学在学中からはレッスンもほとんどせず、音楽に触れていない期間の方が長かったです。
大学卒業後、両親に「音楽療法」の勉強がしたいと頼み込みました。
なぜ、音楽療法士を志したかというと、大学4年生の時に会社勤めをしている自分の姿が想像出来なかったんです。
今思えば、音楽から離れてはいたものの、心のどこかでは音楽が好き、音楽を仕事にしたいという想いがずっとあったような気がします。
そんな折、新聞で「音楽療法」という言葉が目に入りそこから2年間、音楽療法の勉強に充て、さらに特別養護老人ホーム等で実践を積むことにしました。とはいえ、当時はまだ「音楽療法」は広まっておらず、「あなたに何が出来るの、ボランティアで来た方とどう違うの」といった言葉を幾度となく投げかけられ、なかなか相手にしてもらえなかったことを思い出します。
実践をし始め2年程経過し、応援をしてくれていた父から「音楽療法士」の勉強をし直すことを提案されました。父からの後押しもあり、そこから2年半「音楽療法」の勉強をし、音楽療法士資格を取得しました。それらを活かして15年~16年間様々な福祉施設と個人契約を結び活動をしていました。

フリーランスから正職員へ。音楽療法に注力している当法人を新たな活躍の場に選択。音楽療法の視野を広げ、音楽療法士を増やしたい。

当法人では、「高齢者を含め人間には音楽が必要」との考えを持っており、音楽療法に力を入れています。そうした点に魅力を感じ、応募をしました。
現在は、中道で音楽療法士として活動し利用者様に音楽療法を実施しています。
そして、法人の全職員に音楽療法を知ってもらう取り組みを進めています。
本来、音楽療法は一人でやるものではありません。二人、もしくは三人で実施するほうが効果的です。そうした事から、介護スタッフに一緒に入ってもらっています。
音楽療法の大切さや、生活の一部であることを周知し、法人全体の音楽療法に対する意識を向上していきたいです。「大阪にある森の宮福祉会という法人は音楽療法にすごい力を入れているんだよ」と広まり、介護職員、音楽療法士の人に見学に来てもらい手本になる。そんな未来を描いています。

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