


現在は薬局の責任者として、調剤・処方の監査、サポートのほか、薬の安定入荷を実現するために対外的な交渉も行っています。薬には臨時薬と定期薬があり、調剤、監査に携わっています。また、薬剤師として感染対策委員会といった会議での講義や、新人看護師のオリエンテーション対応、看護学校での講義やそのための資料づくりなどもしています。学会へ参加するため海外への出張もあります。薬局自慢をすると、最新の調剤ロボがあることです。調剤ロボはボタン一つで調剤を行い、利用者の名前などが印字された薬ができ上がります。薬剤師の負担が少なくなってミスも減らせるので、とても重宝しています。
薬剤師には服薬指導といって、利用者に直接、薬の効能や飲み方をお伝えする業務があります。言葉で意思疎通が図れる利用者は少ないですが、障害を持つ利用者とふれ合うことで、「この人のためにきちんと薬をつくりたい」と熱い思いが込みあげ、勇気や笑顔をもらえる場面が多いと感じます。慢性期のため薬の種類はおおよそ固定されていますが、1人の方が10数種類飲まれる場合もあり、薬によっては日本一の使用量にのぼるものも。錠剤を潰して粉薬にする作業も薬剤師が担うため、膨大な作業量になります。機械を使ったとしても機械への入力や最終的な確認は薬剤師が行うので、常に間違いがないように気を配らないといけません。ミスが許されない一方で薬剤師として勉強にもなることも多く、ほかにはないやりがいがあると感じます。
大学時代に調剤薬局や製剤メーカーに進む多くの同級生たちを見てきたので、慢性期の精神科領域は新卒の方に関心を持ってもらいやすい分野でないと理解できます。ただ、私で30年、ほかにも10年、20年と働く同僚たちを見て、枚方総合発達医療センターで働いてきて良かったと心から感じます。先ほどお伝えしたやりがいの部分もそうですし、外来が少ないため自分のペースで仕事を進められて休みも取りやすく、結婚や出産を経ても非常に働きやすいと思います。私自身が長く続けてこられたのは、役割は違っても同じ思いで福祉に携わる温かい皆さんの存在に助けられてきたから。充実の福利厚生も魅力ですが、周りの先生・職員さんがいい方ばかりだから続けてこられたと思います。ぜひ職場見学に来ていただいて、雰囲気を感じてほしいです。
一昔前は入荷して当たり前だった薬ですが、今は時代が変わり、交渉なしには十分な量を確保できないのが実情です。どれだけ知識と技術、志があっても、モノがなければ作れません。私の立場としては、極力薬が不足しないように外部との交渉に力を入れています。
ほぼ毎日お世話になっている食堂です。おすすめメニューを聞かれたら困るくらい何を食べても本当においしいので、新たに入職される方にもまずは食べてほしいです!
何でも言い合えて、笑い声が聞こえる薬局づくりです。静かに黙々と作業しているからと言って、ミスなく効率よく仕事が進んでいるとは限りません。オンとオフをしっかり切り替えながら、年齢や職種を越えてコミュニケーションを図れる職場にしていきたいと思っています。


働く人にも、優しい場所を提供したい。それが私たちの願いです。
さまざまな職種に加え、ゆとりある勤務体系が整った当法人。きっとあなたに合った働き方ができるはずです。「興味はあるけれど勇気が出ない」「どんな職場かわからないと不安」といった声も気軽にお聞かせください。
