


保育の道に進んだのは、1歳くらいで歩き出す幼い子どもの姿を見てとてもいとおしく感じて関わりたいと思ったから。一人っ子なので、子ども同士の関わりへの興味もあったかもしれません。それから保育一筋に30年以上。現在は園内保育所の責任者としてクラス担任は持たず、園の管理・運営を中心に行っています。職員の勤務を組んだり業務を割り振ったりと、PCに向かう時間が多いですね。今は0~1歳児のうさぎ組の人数が多いため、手が足りない部分を補うために保育のお手伝いに入る日もあります。ときには夜勤もしますし、給食の配膳や園内の清掃なども行います。やはり現場で子どもたちとふれ合う時間が喜びですし、クラスを持つ先生方とも現場でできる限り多くの時間を共有したいと考えています。
シフト制で毎日職員の顔ぶれが異なるため、連絡ノートをつくって子どもたちの体調の変化や連絡事項を全員が共有できるようにしています。申し送りは、朝と夕方の1日2回。限られた時間の中でも、先生方とのコミュニケーションはとても大切にしています。保育については先生ごとに保育観の違いがあり、まとめ役として難しさを感じることも。クラスをお任せしている以上は、それぞれの先生の進め方・関わり方を尊重しながら業務をお願いするようにして、円滑な運営を心がけています。キャリアの長い先生が多いので、経験が浅い先生はきっと学ぶところがあると思いますし、私自身も苦手なPCを若い先生に教えてもらうなど、みんなが協力し合って取り組んでいます。
仕事の持ち帰りはずいぶん前からありませんし、職員みんなで相談して内容を見直したりと仕事量と負担の軽減にはかなり力を入れています。勤務一つにしても現場の声を大事に組むようにしており、働きやすい環境が整っていると思います。行政が待機児童ゼロを目指していることもあり、以前と比べて年少~年長児のお預かりは減っていますが、その分、0~2歳児に畑で野菜を収穫してもらうなど、年齢層が低い子どもたちにとってチャレンジできる機会がたくさんあります。時代は変わっても、当園が働くお母さん・お父さんを支える立場であることに変わりありません。敷地内にある保育所の利点を生かし、保護者の方々の気持ちも支えられる存在でいたいと思います。
立場上どうしても子どもと関わる時間は短くなってしまいますが、日頃の関わりが少なくても子どもに受け入れてもらえることはうれしく、自信になります。また、私が補助に入ることで職員の負担を減らせれば、それが主任としてのやりがいにもなっています。
少人数の園内保育所のため、お子さん一人ひとりとじっくり向き合いたい方にはピッタリの環境です。私もそうでしたが、ほかの園を経験している方なら、当園の自然に囲まれた環境やゆったりと流れる時間をメリットに感じてもらえると思います。明るい方に来てもらえたらうれしいですね。
職員は40代・50代が中心です。年齢層が高めですが、皆さんキャリアがあるので保護者の方には安心して預けていただけますし、経験が浅い先生は一緒に成長していけると思います。ただお預かりするだけではなく、豊かな自然を取り入れた保育に職員も一緒に楽しんで取り組める環境です。



働く人にも、優しい場所を提供したい。それが私たちの願いです。
さまざまな職種に加え、ゆとりある勤務体系が整った当法人。きっとあなたに合った働き方ができるはずです。「興味はあるけれど勇気が出ない」「どんな職場かわからないと不安」といった声も気軽にお聞かせください。
