


現在は、枚方総合発達医療センターの事務課長として全体の取りまとめを行いながら、法人本部事務局のIT推進課課長も兼務して、ネットワークのセキュリティ強化に努めています。仕事の範囲は幅広いですが、その分だけ得られる知見も増えるので、それぞれの経験がつながったときの楽しさは格別です。デジタル庁の設立に合わせて2021年から誕生したIT推進課は、いま私ひとりの部署ですが、各キャンパスの担当者と連携しながら、安全なインターネット環境の提供に加え、電子カルテの導入調整など法人全体の業務効率化も進めています。仕事を通して経営を陰ながら支えられていることに手応えを感じますし、がんばりの先に喜んでくれる人たちがいるからこそ、キャリアアップへの意欲も高いです。
異業種からの転職組ですので、当法人での仕事はチャレンジの連続でした。その中でも覚えているのは、2010年に行われた重症心身障害療育学会学術集会の運営管理における主担当に任命されたことです。2日にわたる大きな集会で、講演の本数も100本近くあり、会場の手配からスケジュール調整、130名を超えるスタッフの管理と大忙しでした。しかし、そこを経験できたのは自分の中で大きかったです。以来、枚方キャンパスを紹介するDVDの制作担当をはじめ、新しいことにチャレンジして、そのたびに学びを得てきました。いま挑戦しているのは、各キャンパスで独自化しているシステムの統一です。道程は険しいですが、この経験を通してDX化のノウハウを蓄積し、さらに成長して法人に貢献できる人材になりたいと燃えています。
管理職として、マネジメントすることのむずかしさに直面しています。人生の中で仕事に比重を置きすぎる旧態依然とした考え方では、近年の労働力の減少やジェネレーションギャップによる価値観の違いといった問題を乗り越えることはできません。人材を管理する私自身がワークライフバランスを取れる人間でなくてはいけないので、「仕事は結果がすべて、人生はプロセスを楽しめ」というモットーのもと、オフでは趣味の絵画やバレーボールを思い切り楽しむようになりました。これから一緒にIT推進課で働いてくれる仲間には、技術よりも人柄を重視して採用したいと考えています。というのも、セキュリティ問題のほとんどは人が原因で起きているのです。同じことを正確にやれる方であれば、知識はあとから身に付けられるので心配していません。信頼できる仲間が増えるたび、組織はより強靭になります。試行錯誤しながらマネジメントを行い、みんなで上を目指せるようにするのが目標です。
人財の定着率向上と、スキルアップのための教育体制の構築です。働きやすい環境づくりはもちろんのこと、業務を明確化することで個々が動きやすい状態をつくりたいと考えています。定着する人財が増えれば生産性が向上し、みんなが成長を実感できればモチベーションも変わるはずです。ICTも駆使して理想の実現を目指します。
システムの改善を通して業務が改善し、時間短縮につながって喜んでもらえることが何よりのやりがいです。新しいことに挑戦し続けるのは決して楽ではありませんが、日々頭の中でレベルアップの鐘が鳴り響いているのを実感しています。これからも「High Speed,High Quality」という言葉を胸に、前へと進んでいきます。
10年・20年先を見据えた事務員の教育計画の基盤を策定するのが目標です。法人を成長させるには、一人ひとりの実力の底上げが大事になってきます。また、教育について考えることは自分の業務を振り返るきっかけにもなり、自己の成長にもつながります。事務は、経営を裏方から支える大切なポジション。この部署をより高みへ引き上げたいです。



働く人にも、優しい場所を提供したい。それが私たちの願いです。
さまざまな職種に加え、ゆとりある勤務体系が整った当法人。きっとあなたに合った働き方ができるはずです。「興味はあるけれど勇気が出ない」「どんな職場かわからないと不安」といった声も気軽にお聞かせください。
