Y・H
平成みなと苑
2024年入職
介護職員
人と向き合い
自分らしく働ける場所
Interview
-
平成福祉会へ入職したきっかけを教えてください。
地域で出会った、新しいご縁。
以前は大正区の施設で働いていましたが、退職することになり、改めて自宅の近くで働ける施設を探していました。通いやすさはもちろんですが、これから長く働いていくうえで、環境や雰囲気も大切にしたいと考えていました。
いくつかの施設をインターネットで調べる中で、平成福祉会のホームページにたどり着きました。実際の施設の写真やスタッフの方々の表情、掲載されていた取り組み内容から、温かみと清潔感、そして活気を感じ、「ここで働いてみたい」と自然に思えたんです。
「まずは行動してみよう」と思い、迷わずすぐにメールでお問い合わせをさせていただきました。今思えば、その時の一歩が今の自分につながっていると思います。 -
仕事で壁にぶつかったことはありますか?
苦手だった“会話”が、私の強みに変わった日
はい、あります。特に入職して間もない頃は、人と話すこと自体がとても苦手でした。ご利用者様と接する中で、「何を話せばいいんだろう」と頭が真っ白になることが多く、表情もうまく作れず、おどおどしてしまっていました。コミュニケーションがうま図れないことに焦りを感じ、「自分には向いていないのかもしれない」と落ち込む日も正直ありました。実は、入ってすぐに辞めようかと思ったほどです。
でも、毎日ご利用者様と接する中で、少しずつ気づくことがありました。たとえば、相手の表情やしぐさに目を向けることで、言葉がなくても気持ちが伝わること。短い一言でも、相手を思って伝えると、それがちゃんと届くこと。そうした経験の積み重ねが、私の中で「話すこと」への苦手意識を少しずつ変えてくれました。
今では、ご利用者様との会話が一日の楽しみの一つになっています。介護という仕事が、私にとって“人と話す喜び”を教えてくれた、大きなきっかけになりました。 -
仕事のやりがいを教えてください。
たった一言の“ありがとう”が、心を動かす
介護の仕事は、毎日たくさん感謝されるような華やかな仕事ではありません。むしろ、目立たない部分や地道な支えの積み重ねがほとんどです。それでも、この仕事を続けていきたいと思えるのは、ご利用者様やご家族様からいただく「ありがとう」の一言があるからです。
何気ない場面でふと「ありがとう」と言っていただけることがあります。その言葉はとても温かくて、どこか胸にじんわりと沁みてきます。日々の小さな努力や、言葉にならない想いに気づいてもらえたような、そんな気持ちになります。
同じ「ありがとう」でも、介護の現場でいただくその一言には、他とは違う重みや深さがあると感じています。それは、相手の人生や日常に深く関わる仕事だからこそ生まれるものなのだと思います。
その「ありがとう」があるから、また明日も頑張ろうと思える。私にとって、介護の仕事は、そんな特別なやりがいのある仕事です。 -
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
どんな状況でも“平常心”を忘れずにいること。
仕事をするうえで、私が一番大切にしているのは「平常心」です。もともと慌てるような性格ではないのですが、介護の現場では予期せぬ出来事や急な対応が求められることが少なくありません。
そういった場面で感じるのは、一番不安で困っているのは、私たち職員ではなく、目の前にいるご利用者様であるということです。
たとえば、転倒や体調の急変といった状況では、職員が慌ててしまうと、その空気がそのままご利用者様に伝わってしまいます。「どうしよう」「大丈夫かな」といった不安を与えてしまうことにもなりかねません。
だからこそ私は、どんなときも落ち着いて行動し、まずはご利用者様に安心していただけるような雰囲気づくりを心がけています。
プロフィール
Y・H
介護職員
平成みなと苑
2024年入職
取材日:2025年4月