スタッフインタビュー

~より質の高い看護を目指して~

嶋村洋子 看護部長

原町赤十字病院は、昭和27年に診療所として開設され、今年度で72年目を迎える歴史ある病院です。吾妻地域の中核病院として「思いやりのある患者様本位の医療を推進し、地域社会に貢献する」との病院理念のもと、「思いやりのある看護」や「地域社会に貢献できる」人材の育成に取り組んでおります。
現在、吾妻地域では人口は5万人を下回り、高齢化率は41%を超えています。更に今後は20年間で約2万人の人口減少が見込まれており、医療現場で働く人材の確保や病院運営などについて、更に厳しい状況を迎える事が予測されています。このような状況の中で、地域の中核病院として、地域から何を望まれていてどんな医療を提供すべきか、生き残りをかけて真剣に取り組んでいかなければならないと考えております。
少々厳しいお話をいたしましたが、最後に日本赤十字社の使命について触れたいと思います。赤十字は「私たちは苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります」という使命のもと医療に携わっています。看護部長として、患者様やご家族に関わる職員一人ひとりが、患者様のいのちと健康、尊厳を守り、やりがいと誇りを持って職務を全うできる組織を創りあげる事ができるよう、努力していく所存です。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

~より質の高い看護を目指して~

嶋村 洋子 看護部長

吾妻地域は人口減少、高齢化の進んだ地域ですが、自然豊かで住民の方々は優しい方が多いと感じています。
当院はこの地域の中核病院であり、急性期、回復期、慢性期、在宅療養すべてを担っているため、看護師は様々な能力が必要です。そのため看護部としては、患者様やご家族に、より質の高い看護を提供できるよう教育に力を入れ、きめ細やかな育成を行っています。
「思いやりのある患者様本位の医療を推進し、地域社会に貢献する」という理念のもと、職員皆が力を合わせている当院で一緒に働けたら嬉しいです。

~学び、信頼される看護師に!~

石坂 成美さん(看護師)
2021年4月 入職

医療従事者を志すようになったのは中学生の頃でした。中でも患者さんに最も近い存在で、多く関わることのできる看護師の道に進みました。
当院は、プリセプター制度を取り入れており、日々の実践に加えて研修がとても充実しています。看護師としてスタートから多くの「学び」を得られることも魅力の一つです。これらの理由に加えて慣れ親しんだ地で働くという安心感もあり原町赤十字病院を選びました。
入職当初は右も左もわからず日々の業務をこなすことで精一杯でしたが、先輩方に支えて頂きながら一歩ずつ前へ進み、現在も知識・技術習得に努めています。これからも中核病院としての使命感を持ち、患者さんに寄り添い、信頼される看護師に成長していきたいと思います。

子どものころに出会った看護師さんみたいになりたくて

石井 瑠華さん(看護師)
2019年4月 入職

看護師は幼稚園のころからの夢でした。子どものときは体調を崩すことが多く病院によく通院していました。優しくて凛とした看護師さんの姿を見ているうちに「私も医療に携わりたい」と考えるようになり、看護学校に進学。看護学校の実習でお世話になっていたことや、周囲の勧めもあり、新卒で入職しました。
プリセプター制度をとり入れ、研修も充実していて、知識や技術を習得できる機会がたくさんあります。看護師としてのスタートをこの病院で切れたことは、本当に良かったと思っています。先輩の背中を見ながらひとつずつ知識を吸収し、いつか自分も患者さんから安心して頼ってもらえるスタッフになりたいです。

ママになっても、看護師として活躍していきたい

福泉 しおりさん(看護師)
2011年4月 入職

私は産休を2回取り復帰しました。復帰後は時短勤務、また病院の敷地内に託児所があるので、子育てしながら看護師の仕事を続けられています。託児所は単発利用もできるので、普段は家族に預けて必要なときだけ利用するという職員もいますよ。子育て経験者が多い職場ということもあって、あたたかく見守っていただけてありがたいですね。
また、原町赤十字病院は、看護職が160名ほど働いている病院です。看護の基準や、手順がしっかり決まっているので、久しぶりに現場復帰しても、ゆっくり勘を取り戻すことができ、その点でも安心して働くことができています。

パパになる同僚がいたら、“育休”おすすめします!

小林 裕さん(看護師)
2014年4月 入職

原町赤十字病院では、男性看護師が育休を取得しています。私もそのひとり。子どもが生まれて半年間の育児休暇を取得しました。実際に子育てに携わってみると、インターネットやテレビで聞いていた以上に大変なことがたくさんありましたね(笑)。
一時的に看護の現場を離れることに正直不安もありましたが、反対に良い影響もありました。患者さんと子育ての話ができるようになりましたし、今こうやって振り返ってみると、自分の看護を客観的に考える良い時間になったと感じています。
そして何より“子どもが小さい時期を一緒に過ごす”そんな人生の中で貴重な経験ができたのは、安定した母体のある病院だったからです。

「唐澤さん、今日もありがとう」

唐澤 明日香さん(看護助手)
2017年9月 入職

医療資格を持っていなくても、患者さんのためにできることはたくさんあります。患者さんが“ニコッ”と笑ってくださったり、シーツ交換などのささいなことにも“いつもありがとう”と声をかけてくださったり、毎日の嬉しい出来事に心が温まります。
私は福祉施設で働いていた経験がありましたが、看護助手の仕事をしたのはここが初めてでした。最初はすごく緊張しましたね。セッシやクーパーなど医療用語が飛び交う現場で最初は右も左もわかりませんでした。でも、周りに気兼ねなく質問しやすい雰囲気で、新人研修では車椅子の移動方法やおむつの交換など、基本的なことから教えてもらえたのでホッとしました。人と接するのが好きな方なら、きっと天職になると思います。

看護師としての“可能性”をひとつずつ増やせます

嶋村 洋子 看護師長
感染管理認定看護師

半年間休職して研修に行き、感染管理認定看護師を取得しました。その期間の給料や社会保険も保障してもらえたので、安心して勉強に専念することができました。
原町赤十字病院には、看護師のキャリアアップをサポートしてくれる環境があります。「こういう研修会に行きたい」「新しい技術を学びたい」という時も、事前に相談すると出勤扱いで参加することが可能。“できること”が増えることは、自信に繋がります。認定看護師を取得後は、仕事の幅も広がり、以前に増して看護師の仕事にやりがいを感じられるようになりました。医療に携わるひとりとして、“もっと技術や知識を磨きたい”という目標は常にあるものです。この想いに120%応えてくれる環境がここにあります。

~チャレンジする職員を後押ししてくれる中核病院で!~

菅谷 英章さん(看護師)
2018年4月入職

8年の社会人経験の末、行き着いた先が看護師でした。入職当初、どんな分野を学びたいといった明確な目標はありませんでしたが、数年前から災害医療や災害看護に興味を持ち、今年は念願であった群馬DMATの資格を取得することができました。取得までには先輩看護師や上司の多大なサポートがあったんですが、何事にも自身がない私は、自分の力だけでは一歩を踏み出すことができなかったと思います。チャレンジしたいと思った人を最後までしっかりとサポートしてくれる、そんな体制は中核病院だからこそ実現できるのだと思っています。