研修と1日の流れ

入社後から一人前の運転士になるまでの研修内容と、実際の乗務記録をもとに運転士の1日の仕事の流れを紹介します。

入社後の研修の流れ(約40~50日)

(入社式)→(研修開始)→(路上研修)→(実務研修)→(独車試験)→(乗務開始)

緊張の入社式(1日目)

入社式で社長から入社の辞令を受け、晴れて阪神バスの仲間入り!
その後、就業規則や雇用契約の説明や受け、社会保険などの諸手続きを行います。


いざ!研修開始(2日目~6日目)

午後からは、貸与された制服に袖を通し研修を開始します!
運輸部のベテラン教育担当主任からバス運転士としての在り方や、当社の基本ルール等の説明を受けます。
2日目は、運賃や路線の概要など座学中心の研修が始まります。覚えることが多々ありますが、これも大事な仕事!
3日目以降は、尼崎営業所の車庫内で研修車両を使った研修を開始します。
運行前点検、車イスの取扱い、安全運転に関する教育、各構内及びターミナルの運転要領等、運転の基本動作や接遇の基本を習得。
また、適性診断を受講し、自分の運転傾向を把握してもらいます。


いよいよ路上研修開始(7日目~約3週間程度)

同期生と一緒に研修車両で実際の路線を走行して教習します。
もちろん、ベテランの運行管理者・運転士が同乗しますので安心!
地理に不安のある方も、各路線を繰り返し走行するので大丈夫です。
夜間教習も行います。


お客様を乗せて運転する実務研修開始!(約1ヶ月後~)

技能レベルに応じて、実務研修を開始します。
ベテラン運転士に付いて、実際にお客様を乗せたバスの運行を担当します。
マイクを使った車内アナウンスや、お客様への丁寧な接客をOJTを通して学びます。


ゴールまであと一息!独車試験(約1ヶ月半~)

お客様に安心して乗車いただける運転や丁寧な接客など、単独乗務が任せられるかをチェック。
独車試験に合格すれば、あなたはもう阪神バスの運転士です!


独り立ちデビュー(約2ヶ月弱)

お客様一人ひとりを大切に「安全」で「快適」な輸送サービスを提供してください。
また、阪神バスの運転士として、公共交通従事員として誇りを持って業務にあたりましょう。


運転士の1日の流れ

実際の乗務記録をもとに運転士の1日の仕事の流れを紹介


(5:45)出勤

〈営業所に出勤〉
・アルコールチェック!
・運転免許証等、必携品の確認。
・出勤簿に押印して出勤確認を行います。
・出庫表を確認して、車庫内の担当バスへ。
〈始業点検〉
・点検項目を入念にチェック。
・簡単な車内清掃を行い、出庫準備完了です!
〈始業点呼〉
・営業所に戻り運行管理者から始業点呼を受けます。
・点検で異常があれば、配車担当助役に報告して指示を受けます。
・本日の注意事項等を聞き、必要事項はメモをとります。
・自身の健康状態について申告等を行います。


(6:15)出庫

〈今日は阪神甲子園⇔武庫川団地間を担当〉
・回送して甲子園ターミナルに到着。
・朝のラッシュ時の運転は「安全に」「時間に正確に」心掛けています。


(9:44~10:58)休憩1回目

〈朝の運行を無事終えてほっと一息〉
・休憩所に戻ります。
・同僚運転士と雑談で気分もリフレッシュ。


(10:58)2回目の乗務

〈次は阪神甲子園⇔鳴尾浜線〉
・同僚運転士からバスの引き継ぎを行います。
・昼間の運行では、高齢者のお客様やお子様連れのお客様などがご乗車されるので、細やかな心配りを大切にしています。


(12:39~13:45)休憩2回目

〈午後の運行に備え仮眠〉
・休憩所へ戻り、昼食。
・午後の運行に備え仮眠をとります。


(13:45)3回目の乗務

〈本日最後の乗務〉
・JR甲子園口・阪神甲子園⇔鳴尾浜線
・最後まで気を引き締めて運行します。


(15:16)乗務終了

〈次の乗務員と交代して終業〉
・終業時のアルコールチェック! 
・運行管理者に終業報告を行います。
・本日も安全運転、無事故で終える事ができました!お疲れ様でした。