自宅から通いやすい立地の店舗で、パートのオープニング募集をしていたことが入社のきっかけになりました。当時、育児と両立しやすい仕事を探していて条件がピッタリだったんです。働いてみると、これまで経験したどの職場よりも従業員同士の距離感が近くて居心地が良く、その印象はいまも変わりません。10年ほど勤務したタイミングで、社員登用の話をもらい正社員になりました。子どもが大学へ進学した時期でしたし、必要とされるなら応えたいという気持ちも強かったです。そこからは、個人ではなく、店舗自体がお客様にほめていただけるようなお店づくりを考えるようになりました。全体の雰囲気を明るくするため、スタッフへのコミュニケーションも意識し、ときにはユーモアを交えて笑顔をつくることを心がけています。そんな中で、壱番屋独自の資格であるココスペシャリストで一番ランクの高い「スター」の試験を受けることに。本部から審査員の方が来店され緊張しましたが、お店の空気感の良さをほめていただけて試験も合格できたのでうれしかったですね。
目指すのは、お客様に選ばれるお店づくり。自分の経験を周りに共有し、全体を底上げしていきたい。
現在は課長として、店舗運営のサポートや新人・社員の教育を中心に行い、新店舗立ち上げの際は現地入りしてスタッフ指導を担当しています。指導で心がけているのは、繰り返すこと。一度覚えたら終わりではなく、体にしみこませるイメージで、ロールプレイングを何度も行います。また、新人に対しては「いまのうちに、たくさん間違えてね」と声かけをすることが多いです。失敗は悪いことではなく、成長するための糧。克服していけば、その分だけ自信につながります。しっかりフォローはするので、恐れずチャレンジしてもらえればと思っていますね。最近でいえば、事業展開に「麺屋たけ井」が加わったので、既存店で1週間働いてオペレーションを学びました。細かいところまでメモを取りながら自宅で内容を復習する日々を繰り返し、得た知識を当社にとっての第一号店である鈴鹿店のオープニングスタッフに教えていきました。正直大変でしたが、店内で実施したアンケートでは接客面も好評で、やってよかったと心から思います。
気が付けば、入社してから20年以上の歳月が流れました。入社当初に一緒に働いていた高校生のスタッフも、いまでは立派な大人に。また、別のスタッフの娘さんも、パートスタッフとして入社してきました。時が経ったことを実感しているからこそ、次の世代を育てていくことが私の大きな目標です。新人が成長して、お客様にほめていただけているところを見かけるとうれしいですし、若手社員が経験を積んで店長へ昇進するともっとうれしいです。ココスペシャリストの審査員を務めるときも、声の明るさや笑顔以外に、お店へ良い影響を与えているかも見るようにしていますね。近年では指導してきた後輩が店長として活躍してくれるようになったので、大きなやりがいを感じています。地域にはカレーがお好きな方がとても多く、十数年にわたって定期的に通ってくださるお客様もいらっしゃるほど。これからもアドバンスは続いていきますので、各店舗の雰囲気がやわらかくなるようにユーモアも大事にしながら、丁寧な指導を通してみんなの可能性を伸ばしていくつもりです。
2002年入社