1日の流れ

港運部 西田(入社4年目 船内作業)のある一日の業務スケジュール

8:00 着替えをすませて出社。

8:30  バスまたはワゴン車にて作業岸壁まで移動します。

9:00 艀(はしけ)と呼ばれる小舟を使って岸から貨物を運び、本船に備え付けられたクレーンでその貨物を引き揚げ、本船の貨物置き場である艙内(そうない)へと積み込む作業を行います。

12:00 休憩。会社からお弁当の支給があります。

13:00 午後の作業開始。

16:00 作業終了。事務所へ移動。

16:30 事務所にてタイムカード打刻。着替えて帰宅。

※天候などで遅くなる場合は残業となることもありますが、早く帰宅できる日もあります。

取扱貨物は鋼材と木材がメイン。船も貨物も大きいので、現場はとてもダイナミックです。重量があるため手荷役はほとんどなく、もっぱらフォークリフトやクレーンなどによる機械荷役です。よって、他社の船内作業に比べれば、体力的に楽な部類に入ると思います。しかし、何トンもの重量がある貨物を扱うので、細心の注意を払い安全を確保して作業をしています。

作業は通常、ベテランスタッフを班長とした6~11人ぐらいの「ギャング」と呼ばれるチームで行います。仕事に慣れるまでは、道具の名前を覚えたり、作業のやりかたが難しかったりと大変な部分もあるかもしれませんが、班長やチームのメンバーがフォローしてくれるので安心してください。初めは玉かけ、玉外しをメインで覚え、経験を積んだ後に、機械に乗っての作業も行うようになります。会社から支援を受けられるため、仕事を覚えながら必要な資格を取る人が多いですね。私自身、会社の支援でフォークリフトや天井クレーンの資格を取得しました。

職場の先輩は、人生経験が豊かで情に厚く、面白い人が多く、仕事以外でもいろいろと相談に乗ってもらっています。大きな貨物を扱う迫力のある現場で、頼りになる先輩とともに働けることが、この仕事のなによりのやりがいだと思っています。

作業物流課 明石(入社3年目 倉庫内作業)のある一日の業務スケジュール

8:30 着替えをすませて出社。倉庫を開錠し、ミーティングを行います。

8:45  倉庫内にて入庫作業を開始。
・トレーラーから荷卸し、荷積み
・翌日以降の出荷製品の荷繰り、配置換え
・バン詰(コンテナへの貨物の積み込み)、デバン(コンテナからの貨物の取り出し)作業

12:00 休憩。事務所内の作業員用休憩室にて、会社支給のお弁当を食べます。

13:00 午後の作業開始。午前中と同様の作業を行います。

16:30 事務所にてタイムカード打刻。着替えて帰宅。

入社するとまず機械を使わない「手元」の作業、たとえば、玉かけ作業のサポートなどから覚えていきます。私は早く機械に乗りたかったので、作業が終わった後、よくフォークリフトの練習をしていました。先輩方が練習に付き合ってくれて、丁寧に教えてくれたのがとても有難かったです。周囲のサポートと努力の甲斐があって現在は、フォークリフトでの作業を担当しています。

フォークリフトでの作業は小さなミスが貨物の破損や事故に結びつきます。それだけに、常に周囲の安全を確認し、製品を持ちあげたときの状態を気にかけておくことが重要。特に初めて扱う貨物の場合は取り扱いが難しいので、先輩方に教えてもらいながら作業をしています。

倉庫の入出庫作業の合間をみて、バン詰作業も行います。バン詰作業とは、コンテナ内に貨物を詰めて、大工に固縛してもらう作業。バン詰が終わったコンテナはコンテナ船で輸出するため、貨物の破損を防ぐためには、バランスよく詰めることが大切。大工と話し合って詰め方を考え、きれいに収まったときには達成感があります。

私事ですが、最近、通勤に使う車を買い換えました。新車をきれいなままにしておきたいので、退社する前にシャワーを浴び着替えてから乗るようにしています。事務所に清潔な個室のシャワー室があるので助かっています。

目標だったフォークリフトの担当になることができたので、次は天井クレーンや移動式クレーンにも挑戦しようと、現在、練習しているところ。先輩方も応援してくれています。自分で目標を立てて、達成に向けて努力すると、周囲がサポートしてくれる。それが、藤原運輸の魅力です。