高校時代のある夏の日、通学途中に高齢男性が道で倒れていました。周囲に誰もいない状況で、私は声をかけ、日陰まで付き添いました。「ありがとう」という言葉をいただいた瞬間、人を支えることの尊さを実感し、福祉の道を志す決意を固めました。高校では福祉コースを選び、介護福祉士の資格取得を目指しました。しかし、コロナ禍で実習は一年生の時のみ。文化祭や体育大会も中止となり、青春の思い出が失われたことは悔しさを伴いました。現場経験が不足したまま卒業し、不安を抱えながら社会に踏み出しました。ちなみに、私の名前には「涼しい男であれ」という意味が込められています。その名に恥じないよう、誠実に歩みたいと思っています。
私でもできたから、大丈夫。介護の仕事には確かなやりがいがあります。
人を助けたい、その想いが原点です。
支えてくれた人への感謝が、私を前に進ませました。
最初に就職した職場では、環境に馴染めず、思うように力を発揮できませんでした。経験不足に加え、コミュニケーションの難しさもあり、早期に退職することとなりました。社会の厳しさを痛感した時期です。その後、親戚の看護師に相談し、藤田会を紹介していただきました。「ここで3年は続ける」という覚悟を胸に、再出発しました。入職当初は緊張の連続でしたが、同じ高校出身の先輩や、相談に応じてくれる同僚の存在が心強かったです。悩みを打ち明ける場があり、「報告・連絡・相談を忘れないこと」という助言や、「移乗介助では腰を痛めないよう、声かけを丁寧に」という具体的な指導は、今も私の支えになっています。
ありがとうの言葉が、努力を肯定してくれます。
現在は、食事や入浴の介助、おむつ交換、記録業務などを担当しています。決して容易な仕事ではありませんが、利用者様から「ありがとう」と言葉をいただくたびに、この道を選んでよかったと感じます。最近では「頑張っているね」と声をかけていただくこともあり、性格も「柔らかくなった」と言われるようになりました。今後の目標は、指導できる介護士になることです。年下のスタッフに正しく伝えられる存在へと成長したいと考えています。休日は、掃除や洗濯を済ませ、動画やアニメ映画を楽しむことが多いです。そうした時間で心身を整え、次の勤務に備えています。最後に、介護の仕事を目指す方へお伝えしたいのは、「私でもできたから、大丈夫」ということ。仲間や利用者様の言葉に支えられ、ここまで歩んでこられました。藤田会には、信頼できる仲間がいます。一緒に、介護の未来を築いていきましょう。
介護福祉士