未知の世界でも、先輩のフォローで着実にステップアップ
理学療法士
正社員
2019年5月
池上ハウス
T.Kさん
スタッフの声
全てが初めてで戸惑いの中、先輩が助けてくれた
9年間ほど回復期・急性期病院で勤務し、ガンのリハビリチームにも加わっていました。治療やオペを受けている患者さんの一部がホスピスや緩和病棟へ移動される様子を見て、どんな世界なのか興味を持ったのが転職のきっかけです。ホスピス勤務も緩和病棟見学も経験がなかったため、はじめは緊張しました。どう声掛けをしたらいいのか、距離感はどのくらいが望ましいのか、コミュニケーションはどうやって取るべきか。ベテランの先輩をお手本にしながら、フォローしてもらい少しずつ慣れていきました。
リフレッシュの場を提供できれば
病気のために、入居されたときからコミュニケーションが困難だった方がいらっしゃいました。意思伝達装置を導入し練習をしたところ、視線入力で感謝の言葉を伝えてくださったんです。それまでずっとご家庭内での意思疎通も難しかったようで、ご本人はもちろんご家族も非常に喜んでくださり、自分のことのように嬉しくなりました。ただこの話にはちょっとおまけがありまして、少しずつ不満点なども吐き出してくださるように……でも今までずっとためこんでいらした想いを聞けるのは、素晴らしいですよね。特に私が関わるのはリハビリという短時間ですから、その間だけでもリフレッシュし、スッキリした気持ちで日々を過ごしてもらえたらいいなと思っています。
職種の壁なく、みんなで力を合わせています
今、池上ハウスで作業療法士に就いているのは私1人です。そのため何かあればベテランの看護師や介護士、理学療法士などに相談し、アドバイスをもらっています。毎日13時過ぎにカンファレンスがあるので、そこで情報の共有や意見交換を行えるのも心強いですね。以前は自分の仕事で手一杯になり、周りを見る余裕がありませんでした。決められたトレーニングを時間内に必ず成し遂げなければならないという、使命感が先に立ってしまって。しかし3年目を迎えた今、ご本人やご家族、また職場の仲間の意見を聞きながら柔軟な対応ができるようになってきたと感じています。他職種に働きかけ、みんなで策を出し合い、チームで最善のケアを行っていく。これからも一体感や信頼を大切に、入居者様のベストを探していきたいです。