育児も仕事も妥協せず、看護の観点からお客さまをサポートしています。
特別養護老人ホーム長吉 看護師K.M.さん
PROFILE
看護の専門学校を卒業後、大阪市内の病院で病棟看護師として勤務。その後、結婚を機に働き方を見直し、2012年に永寿福祉会に入職。現在は、医療的な支援が必要なお客さまのサポートを担当している。加えて、介護スタッフへの医療的知識の共有を目的とした研修を実施し、介護サービスの質の向上を目指している。
入職のきっかけは?
看護の専門学校を卒業後、附属病院で病棟看護師として勤務していました。急性期病院で忙しい日々を送りながら夜勤もこなしていましたが、結婚を機に転職を考えるようになりました。プライベートと仕事の両立を考え、より時間に余裕を持てる職場を求めて永寿福祉会の面接を受けました。面接時に職場を見学させていただき、職員の皆さんが明るく、フランクに接してくださるのを見て、ここでなら働きやすいと感じ、入職を決めました。
どんな職場だと感じていますか?
永寿福祉会に入職してから10年以上が経ちますが、入職当初から現在に至るまでほとんど同じメンバーで働いています。高い定着率の背景には、働きやすい環境とライフステージの変化にも対応できる制度、そしてお互いを理解し合える仲間たちの存在があります。私は産休と育休をそれぞれ2回ずつ取得し、子育てをしながら働いています。周りのスタッフは子育てを終えた方が多く、急な子どもの体調不良の際も、「子どもはどうしてもそういうことがあるから、気にせず休んでね」と理解を示してくれます。もちろん、子どもの用事だけでなく、旅行などで休む理由は人それぞれですが、皆がお互い様という意識を持ち、支え合う温かい職場です。
これまでで嬉しかったエピソードや印象に残っている出来事は何ですか?
お客さまとの思い出に特別に印象深いものはありませんが、日々の些細な出来事やスタッフ同士、お客さま同士の会話が自然と心に残っています。話し方が可愛らしいお客さまとのやりとりや、退所されたユニークなお客さまのエピソードなど、たくさんの思い出があります。看護師として、急変などの医療的な場面に関わることも多いため、悲しい出来事も目の当たりにします。しかし、何事もなく穏やかに一日が過ごせた時の、小さな出来事やお客さまとの会話が、心温まる思い出として心に残ります。
今後の目標や、取り組みたいことはありますか?
施設内には私たち看護師がいますが、メインで活躍しているのは介護士です。最近では外国人を含む新人スタッフも増え、経験が浅いスタッフに対しては、介護スキル向上を目的とした研修を月に2回実施しています。床ずれ対策や手洗い・感染症予防など、看護師として持っている医療的知識を、介護士たちに分かりやすく伝えることを心がけています。自分が知っている内容を相手も知っているわけではなく、日常的に行っている作業も感覚的な部分が多いため、できる限り分かりやすく言葉に置き換え、研修中に理解度を確認しながら進めています。このような研修を通じて、施設全体の介護スキルが向上し、お客さまが穏やかに過ごせる日々が少しでも長く続くような未来を思い描いています。
一日の流れ
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8:30
出勤・食事介助
注入食を必要とするお客さまの介助を行います。
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9:30
診察補助
ドクターの診察を補助します。
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10:30
服薬準備
薬の袋詰めを行います。
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11:30
休憩
食事をとったり、プライベートの用事を済ませたりします。
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12:30
翌日の準備
翌日の仕事に備えて準備をします。
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13:00
記録
お客さまの状態などを記録します。
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15:00
委員会参加
他部署と情報共有を行います。
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17:00
退勤
研修準備を行い、退勤します。