言葉の壁を楽しみながら越え、気持ちが通い合う介護を日々心がけています。
地域密着型特別養護老人ホーム喜連の杜 介護職Rさん
PROFILE
フィリピン出身。2017年に来日。飲料会社での業務を経て、2023年に永寿福祉会へ入職。お客さまの力になりたいという思いを胸に、日々温かい介護を実践している。周囲のスタッフとのコミュニケーションも大切にし、日本語での会話の幅を広げている。
入職のきっかけは?
前の職場で働いていたときに、学んだ日本語を別の環境で生かしたいと思い、新しい職場でのチャレンジを考えるようになりました。その際、以前一緒に働いていた知人から「永寿福祉会は良いところだよ」と聞いたことを思い出し、人を助ける仕事がしたいと思うようになりました。そこで知人に永寿福祉会を紹介してもらい、入職を決めました。
どんな職場だと感じていますか?
一緒に働くスタッフや上司がやさしく、助け合いながら仕事ができる職場だと感じています。たとえば、お客さまが体調を崩して発熱されたり、ベッドから起き上がる際に転倒されたりと、イレギュラーな事態が起きたときには、先輩スタッフに助けていただきました。その場に応じた対応方法を具体的に教えてくださるので、次に同じような事態が起きたときにも自分で対応できる場面が増えました。また、報告書を書く際にわからない言葉があって困っていたときも、理解できるまで丁寧に教えていただきました。
これまでで嬉しかったエピソードや印象に残っている出来事は何ですか?
高齢者の方々と接していると、ふだんは小食な方がよく召し上がる日があったり、普段よく話される方が急に言葉少なになる日があったりと、日々さまざまな変化があります。ときには身体を痛めてしまう方もおられ、その痛みを和らげようとサポートをさせていただきます。そうして徐々に笑顔が増えていく姿を見ると、私自身も元気をもらえます。また、日ごろはお静かなお客さまが、私に向かって笑顔で「ありがとう」とおっしゃってくださったときは、本当にうれしかったです。たった一言でしたが、自分の関わりで少しでも心が動いたのかもしれないと思うと、胸が温かくなりました。
今後の目標や、取り組みたいことはありますか?
働く中で介護スキルが身についていくのと同時に、お客さまと話す機会も増え、日本語で話せることの幅も広がりました。これからは、お客さまとの会話だけでなく、スタッフ同士でももっとたくさん話していきたいです。仕事について質問をしたり、忙しそうなときにお手伝いしますと声をかけたりすることは、今ではスムーズにできるようになりました。次は、プライベートの話題なども交えながら、仕事の合間に自分から話しかけられるよう頑張っていきたいです。
一日の流れ
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7:30
出勤・食事介助
朝食の配膳・介助を行います。
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8:30
記録管理
端末を使って食事量などの記録を行います。
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9:00
トイレ介助
排せつの介助を行います。
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10:00
入浴介助
入浴の介助を行います。
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11:30
食事介助
昼食の配膳・介助を行います。
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13:00
休憩
昼食をとって休憩します。
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15:00
おやつ提供
お客さまへおやつを提供します。
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16:00
退勤
引継ぎを行って退勤します。