スタッフインタビュー

坂本 麻衣

石窯パン工房 朝霧台店/販売チーフ

坂本 麻衣

2009年入社

「出会えてよかった」と思える仲間がいることが、ダンマルシェで働く喜び。

2009年入社後は「dans marche明石店」で研修した後、大久保駅前店に配属。半年後、新しくオープンした御影店に異動。販売の経験を積み、入社から1年半後、西明石店の店長に昇格。「印象アップのためのビジネスマナー研修」を受講し、1年間取り組んだ活動が評価され、コンテストで「根付かせ大賞」を受賞。2018年6月からは「石窯パン工房 朝霧台店」の販売チーフに就任。パンコーディネーターの資格を持つ。
ダンマルシェを選んだ理由

「もう一度、パン屋で働きたい」再び、販売の道へ。

パンに関わる仕事では、ショッピングセンターのインストアベーカリーで働いていた経験があります。その後、一度は違う職種に就いたのですが、「もう一度、販売や接客がしたい。パンが好きなのでパン屋で働きたい」という想いがあり、パンに携わる仕事を探すようになりました。パン屋のなかでも明石では「ダンマルシェ」が有名で、検索すると求人の募集が出ていたので、すぐに応募しました。明石店で2週間ほど研修し、大久保駅前店で経験を積んだあと、オープンのタイミングで御影店に異動しました。その後、西明石店で初めての店長職に就いたのは入社から1年半経った頃です。

現在担当している仕事

販売・発注業務のほか、月ごとの販促企画も考えています。

店長という役職ですが、日々しているのはパートさんと同じ仕事です。出勤するとパンの状況を見て、パンが減っていると、製造に追加の注文を入れます。ベースは決まっているので、それに少しプラスしていきます。ひと通りパートさんと同じようにレジの作業など販売業務をして、最後にレジ締めもします。時間のあるときは、販促の企画を考えることにも時間を費やしています。西明石店では「得々カレンダー」というオリジナルカレンダーを考案しました。常連様が多いお店なので、お店の雰囲気を変えたいという想いがあり、「水曜日はモーニングハーフが30円引き」「金・土はザンギ(からあげ)がオススメ」というように、曜日限定のパンを決めています。毎月中旬には「得々カレンダー」の翌月の企画を考えることも大切な仕事の一つです。

坂本 麻衣
やりがいを実感するとき

POPや陳列方法で、お客様の手応えを実感できます。

店舗づくりで大切にしているのは、お店の導線づくりです。これまでの研修で学んだことを活かし、売りたい商品は、第一アプローチ、第二アプローチ、第三アプロ―チという順に置き場所を決めていきます。お客様の導線に合わせて商品を置いていくのですが、「惣菜系はまとめる」「菓子パンはまとめる」という決まりごともあります。また、食パンをいきなり取ってしまうとトレーの上が重くなるので、「食パンはレジの横」というルールもあります。デニッシュ系は上から見ると飾りがきれいに見えるので、なるべく棚の下に飾り、キャラクターや動物のパンはお子様の目線に合わせて下の台に置くようにしています。POPでは、お店の外に黒板を置いていて、黒板に書いた商品はよく売れます。黒板を書き変えた1分後にポンポンッと商品が売れていくと「よしっ」と手応えを感じます。

坂本 麻衣
接客コンテスト

接客・販売の取り組みが認められ、「根付かせ大賞」を受賞。

社長に勧めていただいて、東京で開催された「印象アップのためのビジネスマナー研修」という「接客戦略」についての研修を受講させていただいたこともあります。ダンマルシェの接客リーダーとして研修に参加し、学んだことを会社全体に根付かせるための取り組みを1年間実施した結果、「根付かせ大賞」という大賞を受賞しました。「お店の印象をアップし、売上をアップする」という取り組みで、私には三つのミッションがありました。一つ目は「西明石店をモデル店舗として取り組みを始めること」、二つ目は「各店長にビジネスマナーを伝えること」、三つ目は「新入社員研修で実践すること」です。西明石店では「お客様の印象アップにつなげるために笑顔で挨拶しよう」ということをスタッフ一人ひとりに話をしました。さらに自分の行動を振り返るチェックシートや、正しい敬語を学ぶテストプリントを作り、チーム対抗戦で接客の点数を競いました。印象がアップすることで売上にどのようにつながるかは目には見えませんが、西明石店の売上は徐々に上がっています。取り組みを始めたことでみんなが笑顔になり、その雰囲気がお客様に伝わった積み重ねだと思っています。

坂本 麻衣
お客様とのエピソード

「ずっとここのパンがいい」と言ってくださるお客様に支えられて。

一番印象に残っているお客様は、毎週必ず食パンを買いに来てくださるお客様です。ご夫婦で来られて、ご主人はお店の前で車に乗って待っておられ、奥様がパンを買いにお店のなかに入って来られます。車の中から大きく手を振ってくださる姿を見ると毎回うれしくなり、「ずっとここのパンがいい」と言ってくださる言葉が何よりの励みになります。西明石店は「今日は病院に行ってきてね」「うちの息子がね」と気さくに話してくださるお客様が多く、ご近所の方が毎日のようにパンを買いに来てくださるお店です。私が西明石店に来たときはよちよち歩きだった子が、今は小学3、4年生になっていたり、小学校の低学年だった子が高校生になった今でも買いに来てくださるのを見ると、「もうこんなに大きくなったんだ」と感慨深くなります。なかには30年近く通ってくださっているお客様もおられるなど、地域の方々に支えられています。

坂本 麻衣
ともに働く仲間

「一緒に働けてよかった」と実感できる仲間がいます。

「売上が上がった」「お客様に褒めていただいた」ということも仕事をしていてうれしいことですが、それ以上に従業員に慕ってもらっていると感じたときは、「仕事をしていてよかった」「ダンマルシェで働けてよかった」という気持ちになります。今後は朝霧台店のチーフとして勤務するのですが、西明石店の最終日には、シフトに入っていないパートさんも学生さんもみんな集まってくれて、大きな花束をいただきました。週5日間ずっと一緒にいたパートさんや夜のパートさんとは家族よりも長い時間を過ごしてきただけに、込み上げてくるものがありました。パートさんも号泣して私も号泣し、「このお店のみんなと出会えてよかった、一緒に働けてよかった」と胸がいっぱいになった出来事です。朝霧台店に異動しても、お仕事をするには何より人間関係が大切だと思っているので、パートさんとより良い人間関係を築いていけるように頑張っていきたいです。

坂本 麻衣
新しい仲間へのメッセージ

社長との距離が近く、何でも相談できる環境です。

ダンマルシェで働く魅力は、一番は働きやすいということです。店長になってもノルマがあるということもなく、社長もやさしくて、ある程度自由に任せていただけます。提案すれば、意見を聞いて相談にものってくれるので、社長との距離が近いということも魅力です。売上報告を兼ねて、毎日のように社長が電話をかけてきてくださるので、社長の声を聞かない日がないほどです。ほかの会社だと社長の顔を知らない、会ったこともないということをよく聞きますが、店舗数が多いにも関わらず、社長や専務との距離が近いという点も中市大福堂のいいところだと思います。

1日の仕事の流れ(西明石店 店長の場合)

11:00
出勤、売り場確認、追加発注
売り場の状況を確認し、追加するパンの個数を製造に伝えます。
11:30
販売業務、レジ作業
接客をして、時間があるときはお店のデータを見ながら、販促の企画を考えます。
14:30
休憩
お客様が少ないアイドルタイムに休憩します。
ゆったりしたロッカールームで昼食を取ります。
15:30
販売業務、レジ作業
引き続き、レジに入ります。
夕方17時か18時どちらかにピークが来ます。
18:00
片付け、明日の準備
夕方は片付けをしながら、明日の準備をします。
残り少なくなった商品を売れる場所に移動します。
20:00
退勤
レジ締め、明日の注文をして帰宅します。