パンク修理のイメージが強かったサイクルショップですが、実際に働いてみると予想以上にたくさんの業務を行っており、率直に驚きました。その一つ一つを習得する過程で、1ヶ月に1回は空気を入れないとチューブが傷むといった自転車の基礎知識を知り、さらにスポーツサイクルについても詳しくなったことが、仕事の楽しみを膨らませてくれました。
慣れない仕事だったので、アルバイト時代には浅く広く学ぶ努力をしていました。技術面でいえば、パンク修理やタイヤ交換など、よくあるケースから着実に足場を固めていきました。そんな取り組みが認められたのか、当時の店長に声をかけられたことが、正社員登用のきっかけ。副店長への昇格が決まった時は、心からうれしかったです。
当社でアルバイトを始めて、最初の給料で購入したのがロードバイクでした。現在の勤務先は海からほど近いこともあり、毎朝の通勤がちょっとした楽しみになっています。新たに自家用車も手に入れた今では、自転車を積んで遠出することも。単に興味があるだけだった自転車が、今では生活の中心になっているなんて。運命的ですね。