スタッフインタビュー

ご両親も含めて、お子様の“聴こえ”を支援する。みんなの成長が楽しみです。

Sさん
保育士(北摂ぴょんぴょん教室)
2016年入職
◆0~2歳児を担当。音遊びや手遊び歌、おはなしなどを通して親子関係がより深まるよう支援をしています。

「ぴょんぴょん教室」は難聴を持つ児童を中心に支援する施設で、0歳から18歳までのお子様の指導をしています。集団指導では、太鼓など色々な楽器での音遊びや手遊び歌、おはなしや運動、製作などを通して親子の関係を深め、言葉や聴こえだけでなく、心身のバランスのとれた成長を目指しています。2歳児では補聴器の使い方も教えており、耳へのかけ方やはずし方、音がちゃんと入っているかの確認など基礎的なものを指導しています。保育園などご両親から離れた場所での生活もあるため、電池が無くなっていることに気付くこと、電池の入れ替えを先生にお願いすることもあります。
言葉や聴こえの指導を集団指導や、個別指導でより細かく指導しています。お子様たちの成長は仕事の励みになり、ある日突然できるようになることもあるので、「今日は、初めて自分の名前を呼ばれていることを理解して手を挙げてくれた」などといった喜びがたくさんあります。より効果的な学習ができるように、お子様たちが大好きな絵本の読み聞かせの時間にもひと工夫しており、節分の絵本であれば、鬼の仮面や大豆の代わりに新聞紙を小さく丸めたものを用意。豆まきの体験を通して、物事の理解を深めています。私もまだまだ新人なので、お子様たちと一緒に学び続けています。

生活介護員は、毎日発見がある仕事。利用者様が「できること」を考え続けています。

Tさん
生活支援員(なにわの宮)
2017年入職
ボランティアを通して興味を持ち、第二のキャリアをスタートしました。

以前は製造業で働いており、『大阪府肢体不自由者協会』のボランティアに参加していました。キャンプや雪あそびなどを一緒に楽しんでいるうちに、もっと深く関わりたいと想うようになり、思い切って当法人の門を叩きました。現在は生活支援員として、「なにわの宮」で利用者様のサポートに携わっています。同事業所では電気コードを識別するための名札づくりをはじめ、さをり織りやメガネチェーンづくりといった創作活動などを行い、平均30名の利用者様が同じ時を過ごしています。20代から60代まで幅広い年代の方が利用され、抱える障がいもさまざまです。私たちは利用者様の苦手とすることを支える役目をしており、食事やトイレ介助などの生活介助から、紐を名札の穴に通すお手伝いまで幅広く取り組んでいます。一人ひとりの特徴を把握しないといけませんが、コミュニケーションを取るのが楽しいので苦になりません。ボランティアでは知ることができなかった意外な一面を垣間見ることができ、例えば火曜日の午後にある趣味活動の時間では「カラオケでこんな曲を歌うんだ」と驚くこともあります。いつもお顔を合わせることで距離感も縮まり、いつしか名前で呼んでいただけるようになりました。冗談を言い合いながら、一緒に作業する利用者様もいらっしゃいます。

みんなにとって、ホッとできる場所を目指して。おいしい料理を提供しています。

Sさん
障がい者グループホーム世話人(大肢協コミュニティホームズ・中央)
2011年入職
グループホームの世話人は、日常生活の延長上にある仕事です。

世話人の仕事は、朝と夕方に担当が分かれています。朝は食事づくり・利用者様の送り出し・洗濯、掃除を行い、夕方は食事・掃除がメイン。私は夕方の担当で、5つあるグループホームをローテーションで回っています。ホームごとに若い方が多い、高齢の方と重度の障害をお持ちの方が多いといった特徴があるため、料理のボリュームを意識したり、細かくカットして食べやすくしたりと、それぞれに合わせて対応しています。自宅でも母親に食事をつくっているのですが、「こういうのが食べにくくなった」という何気ない会話も仕事に活かせる貴重な意見に。家庭の延長上にある仕事ならではだなと感じます。また、当法人では主菜1品・副菜2品・汁物と形式が決められているので、カレーライスなどの1皿で完結してしまう料理は、副菜のアイデアに頭を使います。でもカレーはどのホームでも大人気で、帰って来られる途中から匂いでワクワクされていますし、「おいしかった」と食後にきれいになったお皿が返ってくるので気持ちが良いです。どの世話人にも「明日はどんなメニューで喜んでもらおう」という気持ちは共通していて、月1回あるミーティングで顔を合わせたときは「今日のごはん、どうするの?」という話題でいつも盛り上がっています。