スタッフインタビュー詳細

みんなを支え、みんなに支えられています。

池田 美穂
生活支援員 課長
2013年入職
新しい環境に対する不安や心細さは、すぐに消えました。

前職は6年間ほど高齢者福祉全般に関わる仕事をしていました。その時に実感したことは「福祉の仕事は大変」でした。こんな思いもあったため、出産を機に退職。退職したことで正直ホッとしたのですが、いざ現場を離れてみると、不思議なもので「やっぱり福祉の仕事をしたいな」という気持ちが徐々に強くなってきたのです。そして、前職を退職してから7年が経ち、子育てが少し落ち着いてきたタイミングで仕事を再スタートすることにしました。子育てがありますから、パートで働ける仕事を探していたところ、日・祝がお休みで、残業がない『青垣園』のパート職員募集の求人を見つけて応募しました。障がい者福祉施設を選んだ理由は、これまで経験がない分野に挑戦することで、福祉の仕事全般を知りたいと思ったからです。

障がい者福祉は高齢者福祉と制度自体が異なりますので、最初はすごく戸惑いがありました。ですが、上司や同僚はみんなやさしく、相談に乗ってもらいながら、基本から勉強することができましたので不安に感じることはなく、いつの間にか「福祉の仕事に戻ってよかった」という気持ちになっていたほどでした。そして入職から3年ほど経った頃に、「正職員にならないか」と声をかけてもらえたのです。子どもの手がかからなくなってきていましたし、「ゆくゆくは正職員で働ければ」といった希望もありましたから、喜んでこのお話をお受けしました。

職員一人ひとりが、もっと働きやすい職場をつくっていきたいです。

現在は主任として、利用者様の個別支援計画の確認などの事務的な業務や、利用者様のご家族からの相談対応、生活支援員などをしています。主任は、職員みんなが仕事をしやすいように、業務の段取りやフォローをすることが多い“縁の下の力持ち”的なポジションです。生活支援員だけをしていた時と比べると、たしかに業務の幅は広く、大変なこともあります。ですが、スムーズに進んでいる様子や、笑顔で楽しく仕事をしている姿を見た時は嬉しいですね。主任ならではのやりがいです。
あと、帰宅して家族の顔を見ると「頑張らないと」といった気持ちになります。家族の支えがあるからこそ、仕事ができていることをいつも感じています。この想いと、私が職場に残っていると、帰りたくても帰りにくい職員がいるかもしれないとの想いから、なるべく定時で帰れるように取り組んでいます。

仕事は忙しいですが、私がバタバタしていると、周りの職員もあせり、全体的に仕事に丁寧さがなくなります。それに、このあせりが原因で事故が起こることもあります。ですから、いつも“慌てない”を意識して仕事に向き合っています。
特に利用者様の急変などの緊急時は、現場に緊張が走ります。そんな時も、不安やあせりの気持ちは表に出さず、平常心を保とうと努めているのです。こうすることで、周りを広く見ることができ、適切な対処ができるようになりますので、常に気持ちに余裕を持って働きたいですね。

ここに入ると、みんな“柔らかく”なります。

職員からの様々な相談にも、きめ細かく対応ができるようになりたいと思っていますので、さらなるスキルアップを目指し、これからも学び続けたいです。
前職の経験から、福祉の仕事は忙しいから、仲間への言葉がきつくなることは仕方がなく、ギスギスした職場になるのも致し方ないと思っていました。ですが、当園に入ってその考えはガラッと変わりました。なぜなら、上司や仲間は言葉も性格も柔らかい人ばかりだったからです。この“柔らかい人たち”に囲まれているからなのでしょう。ここで働き始めてから、我慢強いほうではなく、真面目とも思っていなかった私が、家族や友人などの近しい人から「顔つきから何から柔らかくなったね」と良い感じに変わっていっているといわれることが増えたのです。人間的にもスキルアップしているのかなと感じています。

救護施設や指定障がい者支援施設といった施設での仕事と聞くと、「難しそう」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、決してそんなことはなく、福祉の仕事の経験・資格がなくても十分やっていけます。技術・知識は、研修や実務で身につけていけますし、私たちが手厚くフォローをします。たしかに人柄は大切ですが、それも仕事をしていると磨かれていきますので、安心して入ってきていただきたいですね。

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