スタッフインタビュー詳細

楽しいこと、大変なこと、いろんな出来事があるから、毎日新鮮な気持ちで働けます。

塚田 賢次郎
生活支援員 主任
2012年入職
まったく知らない業界でしたが、思いきって飛び込んでよかったです。

大学では心理学を専攻していて、福祉や障がい者支援などの知識はまったくなし。福祉の仕事に就くこともまったく考えていませんでした。大学卒業後、少しの間フリーターをしていたのですが、これからどういった方面に進むか考えた時に、ご高齢の方と接する仕事をしたいという答えが出たのです。理由は、幼い頃から一緒に暮らしていて、私の世話をよくしてくれた祖父母のことが好きで、ご高齢の方とふれ合う仕事に魅力を感じたからでした。それで、派遣社員として特別養護老人ホームで働いていました。

その後、父の知人である『青垣園』の系列施設の施設長に声をかけてもらい、縁あって『救護施設 青垣園』に入職することに。入職から5年ほど経って、同じ敷地内にある指定障がい者支援施設に異動になり、現在はこの指定障がい者支援施設で主に知的障がいの方の支援をしています。
特養での仕事も、『青垣園』での仕事も、福祉という分野では同じですが、利用者様の年齢層や一日の流れ、日課業務だけでなく、組織としてもまったく違いました。それに利用者様とはイチから接することになります。ですから、分からないことや戸惑いもたくさんありました。それでも、先輩からの親身なアドバイスやフォローのおかげで、今まで続けることができています。

信頼できる仲間がいるから、安心して仕事ができています。

私が休みの日に、担当の利用者様が不安になられることもあるのですが、出勤した時に他の職員から「こんな対処をしといたよ」ときちんと伝えてもらえます。時には、自分が気づいてない部分の対処をしてもらっていることもあるのです。ですから、先輩や同僚には全幅の信頼を置いていて、安心して休むことができています。もちろん、私も他の職員が休みの時には、その職員が担当する利用者様の支援をしています。このように、何かあれば周りの仲間が手を貸してくれますので、体力的にしんどいと思うことはあっても、精神的にしんどいと思ったことはありません。

現在の施設に異動した当初は知らないことだらけで、お一人お一人に合った支援の難しさを痛感しました。ですが、内部研修や外部研修を受け、知識が増え、視野が広がり、利用者様に対して「なるほど、こうすればいいのか」といった発見を積み重ねていくことで、どうすればその利用者様が落ち着かれ、喜ばれるのかがだんだんと分かってきて、自分なりに工夫もできるようになってきたのです。そして自分の支援が、その利用者様にうまく当てはまった時にはやりがいを味わえます。意思疎通ができないこともよくあり、試行錯誤の連続ですが、だからこそうまくいった時の感激は格別です。今では、この施設での仕事が「自分に向いているのかも」と思うほど楽しく働くことができています。

利用者様により楽しんでいただける環境をつくっていきたいです。

仕事では、一点だけを見るのではなく、その前後やプロセスを考え、さらに結果を見据えながら動くといった、常に広い視野で仕事をすることを意識しています。相手は人ですから、日によって対応の仕方が変わることも珍しくありません。また、プランも違いますから、いろいろ考えてやっていかないといけません。「ここがゴール」というものがない仕事ですので、技術や知識、そして内面を磨き続け、対応のキャパシティをどんどん広げていきたいですね。

利用者様のご家庭での体験は限られています。たしかに、日常と違うことをすることはリスクが生じます。ですが、リスクに委縮していたら閉鎖された支援しかできません。そこで、今後は、たとえば外出や旅行などの新しい体験の場をより多く提供するなどして、充実感や達成感を味わっていただける環境づくりに力を入れ、いろんな体験をしていただきたいです。

新人さんは最初、戸惑うことや迷うことがたくさん出てくるかもしれません。私も大それたことはできませんが、自分が新人の頃に悩んでいたことを踏まえたアドバイスやフォローはしていきます。他のメンバーもきめ細かくサポートをしますので、安心して飛び込んできてください。

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