スタッフインタビュー詳細

安心して子育てができる万全のフォロー体制。自分たちで考えて、利用者様の思い出をつくっています。

笠原 加奈子
介護職員 副主任
2005年入社
未経験から始めて現在があるのは、先輩たちのおかげです。

私の祖母も母も、介護関係の仕事に就いており、幼いころから人の役に立つ仕事をしようと考えていました。そういった背景もあり、ヘルパー2級の資格を取得。介護の世界への入口として選んだのが『こがねの里』です。介護職は考えていたよりも大変な仕事で、当初はできないことが多くて落ち込む日々を過ごしていました。そんな私を先輩たちが「大丈夫」と励ましてくれ、「こうするといいよ」とアドバイスしてくれながら育ててくれたのです。つらいときも、周りのやさしさにふれられるので、がんばるぞと素直に思えます。慣れてきたと感じられたのは、入社から5年経過したくらいでしょうか。スキルを身に付けるためには長い年月が必要なのだと身を持って知れたからこそ、後輩の指導において成長を急かすことはありません。また、子育てへの協力体制も手厚く、私自身、当施設で働いてから3児の母になりました。希望休が毎月3日間はあるので学校行事にも参加でき、急な体調不良の際も快く有給休暇を取得させてくれます。あたたかい環境があるから、今日まで続けてこられました。体力が続けば定年まで働きたいと考えています。

距離感を縮めながら、一緒に楽しい日々を過ごしていく。

この仕事の面白さもむずかしさも、距離感という言葉に集約されるように感じます。わかりやすいのが、食事介助です。新人時代でうまくいかない原因のほとんどは関係を築けていないことにあり、知らない人だと思われていると、なかなか口を開けていただけません。私も日々のあいさつや会話といったコミュニケーションを密にしていくことで、この壁を乗り越えていきました。名前を呼んでいただけるようになると、距離感が縮まってきたなとうれしい気持ちになります。それに、利用者様にもっと喜んでいただきたいと現場から提案していけば、実現できるのも『こがねの里』の魅力です。以前も、数名の利用者様と喫茶店に行ってお茶を楽しみたいと申し出ると施設側が外出許可を出してくれたことも。お寿司が食べたい方のため、飲食店に買いに行ったこともあります。自分たちで考えて行動したことが、利用者のご満足につながると充実感も段違いです。現在は副主任となり、全体の動きも考えるようになりました。生活介助の間にうまく時間をつくり、利用者様と歌を歌ったり、なぞなぞ大会を開催するなど笑顔をつくれるレクリエーションを実施しようとがんばっています。「今日も楽しかった」という思い出を、利用者様とたくさん共有していきたいですね。

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