商品ごとの製造ラインでパン・和洋菓子をつくるお仕事。すべてのラインが仕込・成型・焼成・包装の4工程で構成され、24時間交代制で生産を進めています。配属先は本人の適性と各ラインの充足具合に応じて決定。従業員数はラインによって異なり、機械化しやすい食パンラインは20名程度、手作業が必要な菓子パン・和菓子・洋菓子ラインは60~70名の大所帯です。基本的にはライン作業ですが、一部の正社員はラインに入らず、機械のメンテナンスやクリームの補充といったオペレーター作業をおこないます。
<製品ができるまで>
(1)仕込…原料を計量し、機械で生地をつくります
(2)成型…ベルトコンベアに乗って流れてくる生地の形を整えます
(3)焼成…成型した生地をオーブンへ。温度調節や焼きあがりのチェックをおこないます
(4)包装…完成した製品を検品し、包装機でパッケージに詰めます
製造スタッフ
山崎製パンの商品は大量生産を前提に開発されているため、製造過程に複雑な作業はほとんどありません。洋菓子や和菓子はむずかしそうなイメージがあるかもしれませんが、大福やだんご、ロールケーキなどシンプルな形状の商品ばかりです。人の手でおこなう作業も、敷紙を置く、フルーツのトッピングを置く、シロップを塗るなど、すぐに覚えられる内容がほとんど。正社員の場合はクリームでのデコレーションといった技術を求められる作業もありますが、最初に班長や係長が教えるのでお菓子づくりがはじめてでも問題ありません。
作業のやり方は、班長や係長が横に付いてOJTというかたちでお教えします。最初はラインに入る人員を増やして新人さんをカバーしますので、ラインの流れについていこうと焦る必要はありません。ゆっくり落ち着いてやり方を覚えてください。慣れるまでの期間は人によりますが、2~3週間程度でマスターするスタッフが多いです。正社員の場合は数年おきに他部署へ異動し、最終的には所属全体の仕事を把握していただきます。短期アルバイトスタッフの場合は「フタを閉める」「パンを流す」など最も難易度の低い作業のみをおまかせ。説明を聞けばすぐマスターできるので、気軽にチャレンジしてください。
スタッフの多くが、自分がつくったパンを店頭で見る際に大きなよろこびを感じています。夕方にご注文いただいた商品を翌朝には出荷するというスケジュールのため、スピードを要求されますが、そのぶん夜勤明けにコンビニで商品を見つけたときの達成感は格別です。製造ラインは和やかな雰囲気で、納期は意識しつつも、作業の合間にとなり同士でおしゃべりをすることもあります。また、前後の工程のスタッフと「今日の生地はこうだった」「生産が遅れている」といった連絡を取る場面もあるため、周囲と円滑にコミュニケーションを取れる方は特に楽しんで活躍できる仕事です。