スタッフインタビュー

お金でトラックは買えても、人を買うことはできない。

榎本 智信
代表取締役
1982年入社
【略歴】1982年入社。1990年、先代から請川運送を引き継ぎ社長に就任。荷主様や同業社と協力しながら販路を拡大。社員育成や働きやすい職場環境づくりにも注力している。
冷凍・冷蔵車と大型トラック。2つの部門を会社の両輪に、事業展開しています。

1972年設立の当社。設立当初は、地元の製紙会社を主な顧客として製紙原料を中心に輸送業を行っていました。今では、製紙原料の運送以外に冷凍・冷蔵車のルート配送も取り扱うようになり、中距離・近距離の2つの柱を軸に運送業務に取り組んでいます。中距離では大型車や大型トレーラーを使い、名古屋や岐阜、兵庫の大手製紙会社に製紙原料を運び、復路ではバイオマス燃料の素材となるプラスチックを粉砕したフラフや燃料用木材チップ、古紙を運搬。また、時間に縛られることなく運送できるのが当社の強みです。近距離のルート運送では冷凍・冷蔵車を使用し、紀南地方の大手スーパーや、全国展開するフランチャイズ店・病院にパンや冷菓、食材などの食品関係を共同配送で運び、深夜・対面納品。ルート配送なので、行く先々の方と顔見知りになり、長く続けていくと信頼関係も生まれ、仕事もスムーズに進められるようになります。当社がここまで発展できたのは、荷主様や同業の仲間、社員のおかげです。時代の流れで運送量が増減したときも、周囲の方々に助けられ、あたたかい声をかけてもらえたから今につながっていると思います。

主任という立場が、僕を育ててくれました。

杉若 天孝
物流二部 冷凍トラックドライバー
2008年入社
【略歴】2008年中途入社。入社以来、冷凍車の近距離ルート配送を担当して10年以上。現在は主任として、近距離ルート配送運転手の指導や取りまとめも担う。
後輩たちの面倒を見るうちに、ルーズなところのあった自分が激変していった。

現在、私を含む4人のチームで、3つの配送コースを担当しています。2017年から主任を任され、リーダーとして取りまとめをするようになりました。後輩を教えるときに注意していることは、なるべくきつい言い方をしないこと。それまでの経験や、覚えるスピードなども人によってそれぞれ違うので、その人に合わせたペースを心がけています。わからないことはないか、こまめに確認したり、仕事とは関係のない世間話をしたり。行き詰まる前に、こちらから声をかけるようにしています。わからなかったら何回でも聞いてよ、ということもよく言っていますね。主任になって大きく変わったところは確実に責任感が強くなったこと。自分で言うのもなんですが、もともとルーズなところもありました。それが、いまは全然違います。上の立場になっていくと、新しく入ってきた人に教えていかないといけないので、自然と変わってきたみたいです。

ずっと続けていきたいと思える仕事に出会えた。

庄司 翼
物流一部 大型トレーラー
2008年入社
【略歴】2008年中途入社。5年間冷凍・冷蔵トラックでのルート配送を担当。その後、大型トラックで経験を積み、現在は大型トレーラーを運転。
トラック運転手をしていた父。その背中に憧れて、今があります。

トラックの運転手になりたくて、20歳のときに当社に応募。自分の父親がトラック運転手で、その背中を見て育ったこともあり、ずっと憧れを抱いていました。入社後5年間は小型車でのルート配送に従事し、自分から手を挙げて大型トラックへ。数年後、現在乗っている大型トレーラーに転身しました。ただ、トレーラーはやはり大きく、初めは戸惑いの連続だったことを覚えています。特に慣れるまで大変だったのが道幅いっぱいまで広がる車幅感覚です。感覚を掴めた現在も右左折するときや狭い道を走行するときなどはいつも以上に細心の注意を払って運転しています。もちろん、大変なことばかりではありません。毎日同じルートではなく、いろいろな場所を訪れることができることも楽しみのひとつです。また、信号待ちのとき隣に止まった乗用車から、小さいお子さんが手を振ってくれたりすると思わずほっこり。同時に自分の子どもを思い浮かべ、「早く家に帰れるよう、もうひと踏ん張り!」とエンジンを入れ直します。