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何でも言い合える環境づくりが、お客様に喜ばれる商品づくりにつながります。

製造 供給ディビジョン 奈良工場
Tさん 2014年入社(アルバイト・2015年正社員登用)
Tさんの オススメ味覚糖商品
  • e-maのど飴
  • シゲキックス
PROFILE

2014年4月に短期アルバイトスタッフとして入社。当初は、次のコミュニケーションを活かせる仕事へのステップと位置付けていた。しかし、自身の想像とは異なり、工場の仕事におけるコミュニケーションの重要性を知り、いつしか継続勤務を希望すうようになり、フルタイムのパートスタッフを経て、2015年10月に正社員に登用され現在に至る。帰宅後に家族と過ごす時間を何よりも楽しみにしている。

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INTERVIEW

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    工場で働くというイメージがご自身の中ではなかったそうですが?

    働く前は、私自身の中で工場はひたすら黙々と作業するという固定概念がありました。私自身、人と会話するのが結構好きなので、それこそ介護系の職員とか営業職が性に合っていて、工場勤務は向いてないんだろうなと勝手に想像していました。ただ、縁あって味覚糖にアルバイトとして入り、実際に仕事をしてみると黙々と作業だけではなく、むしろ機械と接している時間より人と接している時間のほうが長いくらいコミュニケーションが活発。自分自身が持っていた概念が一気に崩れ、「こういう人との関わり方もあるんだな」と分かったんです。それが望んでいた形かどうかは分かりませんが、間違いなく言えるのは、工場の仕事においてコミュニケーションは欠かせないということです。

  • 確かに黙々というイメージが強いかもしれません。どのようにコミュニケーションを図っているのですか?

    パートスタッフ時代は、社員へ意見を伝える側がほとんどでした。社員になってからは、その逆。パートスタッフから、「あーしたい」「こうしたい」といった話を聞く側、相談される側になりました。誤解を恐れずに言えば、実際の作業者であるパートスタッフが働きやすい職場環境づくりをしていくか、というのが相談をされる側とって一番大切であるというのを実感。パートスタッフが喜んで仕事してくれて、「とても楽になりました。ありがとうございます」と言ってもらえると本当にうれしくて、大きなやりがいを感じ、この仕事をやって良かったと思います。私たちの商品を楽しみにしてくれるお客様へ喜んでもらうには、まずは私自身の目の前にいる作業者が楽しく商品をつくってくれることが何より肝要。そのための環境づくりが私の役目です。

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    お客様の笑顔は、作業者の笑顔から。これまでどのような意見に応えてきました?

    掃除用具をもっと掃除がしやすいものにして作業負担の軽減につなげたり、作業しやすいように荷台を昇降する台車へ変更したりしました。些細なことかもしれませんが、そうした些細なことが実は大事なのです。パートスタッフは結構些細なことやすぐ解決できるようなことで案外悩んでいたりします。そんな些細なことを社員に言っていいのかどうかということも気にしています。社員になってから言いづらい環境にしたくないという意識が強くなりました。もちろん、何でもかんでも変更したり購入したりするわけではありませんが、意見を聞きつつ最終的には自分自身で判断し、必要ならなるべく叶えるようにしています。もっとこうしたら現場が良くなるというアイデアを1番よく持っているのは実際に作業している人たちです。引き続き現場の意見をできる限り汲み取るため、コミュニケーションの取りやすい職場環境づくりを日々努めていきます。

  • 実際、言いづらい環境にはなっていませんか?

    遠慮せずに言ってくれていると思います。休憩中など、仕事中以外でも話しかけてくれますし、別の製造ラインに移ったパートスタッフからは食堂で会ったら声をかけてもらえます。いい関係性を築けているのではないでしょうか。またパートスタッフの意見を聞くだけでは分からないこともあるので、自ら現場に入って、同じ目線で同じ作業をすることも大切です。たとえば、こういう点で困っている、この作業が少しやりづらいと聞けば、自分自身で実際に作業をしてみます。もし私が同じように感じなくても、それは20代の男性である自分だからであって、年配の女性なら難しいのではといった、作業を実際にやってみたからこそ発見できる気づきがあるのです。

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    体感したから発見できる気づき。現場に即した改善ができますね。次は何をしましょうか?

    アナログな部分がまだまだ多いので、もっとデジタル化や作業における自動化の促進をしていきたいと考えています。今は人が行っている部分を機械に置き換え、人は人にしかできない部分を担当する省人化ならぬ活人化を目指しています。先述した掃除用具や台車はその第1歩です。省人化は、会社にとってもメリットのあることですし、作業者にとっても、今まで自分の手でやっていたことが機械でできるようになる、たとえば、機械のボタンを押すだけでよいとなれば、非常に楽になり余力ができます。余力分を利用して業務の幅を広げることで、好循環の輪が生まれていきます。かなり大きい目標ではありますが、目指していきたいと考えています。まずは自分の目の前にいる人が楽に仕事できる環境づくりに尽力します。

取材日:2022年7月
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