エレベーター製造には様々な工程があります。この職種は製造現場で組み立てる前の設計工程になります。具体的にはエレベーター完成図面を基に、色々なパーツを部品単位に分解して、エレベーター製造用に各部品を製図します。製図された図面を基に後工程で部品が作られ、その部品を基にパーツが組立てられていきます。更にそのパーツを組み立てるとエレベーターが完成します。製図した図面が、次工程で使われている現場を見たり、完成し据え付けられ稼働している物を見ることができる仕事です。何らかのCAD経験や機械図面をみてモノづくりの経験があれば馴染みやすいです。また、未経験でもこの分野に興味があれば、CADや専門知識の研修を用意しています。
【設計業務】
部品製図/CADオペレーター
電力ハードウェア設計
電力の安定供給に向け、発電から送電までのシステムを監視し、トラブルを回避、早期復旧するまでの電力システム設計に携わります。
制御所、発電所、変電所といった全ての産業分野や、人々の生活に関わるとても重要な仕事です。
未経験者でも社内教育とOJT、定期的に行われる勉強会で、電力システムの基礎から、日常業務まで学びながら技術者として成長できます。
社会インフラというスケールの大きな仕事です。
構造設計/CADオペレーター
電力システムの制御装置やエレベーターの機械設計に携わります。
3次元CADで立体図の作成・組立を行い、製造用図面(2次元CAD)へ書き換えることが主な業務です。経験の有無により入社後の教育期間は違い、未経験の場合1~2ヶ月程度製図の基礎から学び、その後OJTで徐々に仕事のレベルを上げ一人前の設計者へとステップアップしていきます。
扱う製品によっては、電気、構造、機械の知識も身につけることができます。エレベーター設計に携わると、自分が担当したエレベーターに乗れるかもしれない楽しみもあります。
プログラマー/SE/インフラエンジニア/QAエンジニア
電力システムや昇降機システムの分野で、プログラマーやSE、インフラエンジニアのみでなく、QAエンジニアまでトータルにシステム開発をサポート。
未経験で自信が無い場合は、先ずQAエンジニア(テストエンジニア)としてスタートし、ステップアップも可能です。
その場合、最初はテスト項目に沿った動作確認などから始め、経験を積むと大きなプロジェクトに参加。
この先AI化が進んでも、そのAI自体のテストもテストエンジニアの仕事になるので仕事はなくなりません。
未経験の方は研修でコンピューターやシステム、業務知識へと徐々にレベルアップして学びます。
実務が始まっても、周りには同じ経験をした先輩や上司が、いつでもサポートする体制があります。
【品質保証/試験検査】
エレベーターの部品検査
細かいパーツから4mを超える大型のドアまで、エレベーターに必要な部品を品質検査する業務です。
例えば、エレベーター内部の”手すり”。いくつものパーツが組み合さって、手すりが出来ています。そのいくつものパーツを図面を見ながら、寸法・色味・穴の位置などチェックをしていきます。慣れてきたら1人で黙々と作業をすることも可能です。実際に携わった部品がエレベーターとしてカタチになり、自ら乗ることが出来る可能性もあります。研修はエレベーターの仕組みから、品質検査まで個人のレベル感に合わせてご用意します。未経験からでも安心して挑戦できる環境を整えています。
エレベーター試験検査
試験/検査は、製品を世に送り出すためにとても重要な役割を果たします。
仕事の種類も一人で黙々と作業するものから、コミュニケーションを取りながら進めるものまで数多くあるのです。
研修が終わり初めて挑戦する人でも、上司や先輩の指導をうければ、比較的早く仕事を覚えられしっかり仕事をこなせるようになり、電気の知識も身につきます。
私達はこの様な大事な工程に約30年携わっており、検査技術やノウハウが蓄積されメーカーからの信頼も厚く、電気に関係する研修も用意してあるので、未経験でも安心して始められます。
電力ハードウエア/品質保証
変電機器の試験・出荷検査に携わります。
対象は、故障やトラブルが起きた際に自動的に電気を切る「開閉器」という安全装置。要求通りの性能であることを保証するために、製品が設計・図面通りに組み立てられているか、性能に問題がないかを確認し国内または海外の変電施設へ出荷します。
製品は、大きいもので全長数キロメートル。出荷の際には一度解体し再び現地で組み立てを行う必要があります。当然、実際の施設につなげた時の確認も必要。入社5年目を過ぎた頃からは、世界の国と地域の変電施設に出張し、現地での試験・検査もお任せします。