仕事を通して介護職が大好きに。
日本でいつまでも働いていたい。
タンカ・ダハルさん
2022年入社
PROFILE
ネパール出身。幼少のころから祖父や祖母と暮らしながらお世話をしてきた経験から、高齢の方へケアを行う仕事に興味を持つ。その後、在留資格を得て2022年に尚紫会に入職し、特別養護老人ホームむれさき苑に配属。日本語と介護を勉強しながら、利用者様のおだやかな暮らしに貢献する。両親とは毎日連絡を取り、仕送りも欠かさない。
入職のきっかけは？
ネパールの多くの若い世代は、家族のため、将来のために海外へ働きに行きます。私も別の国で仕事をすることを考え、日本に興味があったので募集のあった尚紫会に入職しました。現在は当法人に用意してくれた寮に住みながら介護資格と日本語の勉強をしています。職場のみなさんはやさしくて、なんでも質問すると教えてくれるので安心です。
わからないことだらけの状態から一歩ずつ成長中。
出身国であるネパールには介護施設がありません。そのため来日当時は具体的な職場のイメージすらできない状態でしたが、結果として3ヵ月くらいでひと通りのことができるようになりました。それは、同じ施設で働く先輩たちのおかげです。横について手厚く指導してもらえ、なにかあればカバーしてくれます。ネパールでは浴槽につかる習慣がないためむずかしかった入浴介助も、気を付けるポイントを看護職員も一緒になって教えてくれました。最近では「よくできていますよ！」と周りから言ってもらえるようになってきていてうれしいです。
利用者様との会話と食事は仕事の楽しみ。
利用者様とコミュニケーションを取ることは、非常に楽しいです。過去にされていた仕事のお話も興味深いですし、食べ物のお話も盛り上がります。日本に住んで中華料理チェーンが気に入り、中でも焼きそばが好きになりました。そういう話をすると利用者様も笑顔で聞いてくださいます。また、施設で提供している食事は同じメニューをお得な値段で注文可能です。日本料理はネパール料理とは違う魅力があり、好きなおかずもたくさんできました。食事介助の際には利用者様に「おいしいから食べてみてください」と心からお勧めしています。
「ありがとう」が飛び交う日本でいつまでも働いていたい。
当施設で働いていると「ありがとう」という言葉をたくさんいただけます。ネパールでは感謝を口にすることは少ないように感じていたので意外でした。利用者様をお手洗いへ誘導するなど、ささいなときにもおっしゃっていただけて仕事にやりがいを感じます。介護福祉士の資格を取得して、日本で働き続けることが現在の目標です。達成できれば、いつか家族を日本に呼びたいと考えています。もしみんなが日本に来たら、大好きな姫路城に連れていきたいです。忙しいときも毎日1～2時間は勉強に取り組み、夢を叶えるためにがんばっています。
1日の流れ
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8:00
出勤・居室の戸締り・コールマットの動作確認
出勤すると、まず利用者様のお部屋の戸締りを行い、コールマットが正常に動作するかを確認します。
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8:30
口腔ケア・臥床介助・申し送り
利用者様は週2回で入浴します。1日6名の利用者様の入浴介助を行い、午前は3名の方を介助します。
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9:30
見守り・業務記録の作成・排せつ介助
入浴がない利用者様のご様子を見守りながら、業務記録をPCに入力します。
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11:00
昼食の準備・食事介助
ベッドからの起き上がりをサポートしながら食堂へ誘導し、昼食の時間になれば食事介助を行います。
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12:00
休憩
職員用の休憩室でのびのび過ごします。事前に注文しておけば、利用者様と同じメニューをリーズナブルな価格で楽しめます。
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13:00
業務記録の作成・排せつ介助
食後の排せつ介助を行いながら、業務が落ち着いたら業務記録をPCへ入力します。
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14:00
おやつの準備・排せつ介助
おやつの準備をして、おやつが終われば排せつ介助へ。夕食までの時間は利用者様とコミュニケーションを取りながらゆったり過ごします。
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15:00
レクリエーション・排せつ介助・申し送り
利用者様とレクレーションを楽しみ、夜勤の職員が出勤したタイミングで、気づいたことなどを共有します。
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17:00
退勤
メッセージ
介護職は決して簡単な仕事ではありません。ですが、それはどの仕事にも当てはまると思います。夜勤もするため大変なイメージを抱かれがちですが、その分給与も上がりますし、翌日はお休みになるため勉強をする時間も確保できるのはメリットです。オムツのパッド交換や入浴介助はむずかしいですけど、繰り返していけば必ずうまくなります。介護職は、人を喜ばせられる仕事です。自分の力で相手の笑顔をつくれたら、うれしくなりますよ。
