以前は他の総合病院に勤務していました。吹田徳洲会病院に来たのは、看護師として総合病院の新設に立ち会える最初で最後のチャンスかもしれないと思ったからです。全職員が協力してイチから病院を作りあげていく過程の中には、期待通りの喜びがありました。ですが、経験も価値観も異なる人たちが集まる中でみんなの意見をまとめることが想像以上に困難だったことも事実です。そこで物事をスムーズに進めていくために、医療スタッフと地道にコミュニケーションを重ね、少しずつみんなの気持ちをひとつにしていきました。苦労や悩みをみんなと一緒に乗り越えてきたからこそ、今はやりがいにあふれた毎日を送っています。
現在は看護師長としてICU(集中治療室)で26名の看護師の指導にあたるとともに、集中ケアの認定看護師として業務を行っています。ICUには、会話が難しい状態で患者さんが来られるケースも珍しくありません。でも話せないからこそ、看護師は患者さんの『声なき声』を聴きとり、心に寄りそうことが求められます。簡単ではありませんが、最も患者さんの身近にいる看護師だからできることだと信じ、看護部の理念である『心に届く看護』を胸に日々治療やケアにあたっています。
幅広いフィールドで活躍できる、働きやすい環境があります。
誕生から看取りまで、一生を支える喜びは総合病院だからこそ。
2018年入社
吹田徳洲会病院で働きたいと思った一番の決め手は、産婦人科から緩和医療科までそろった総合病院で、生まれる前から最期まで人の一生を支えられるという点でした。さまざまな科の処方にあたるぶん、薬の特徴や相互作用など多くの知識が必要とされるのはもちろんですが、患者さんとのコミュニケーションも同様に大切。カルテに書かれている病状だけでなく、ささいな会話から「この薬が合っていないのかな?」と気づくこともあるので、常に患者さんの声に耳を傾けるよう心がけています。こうした判断をすぐに医師や看護師に相談して対応できるのも、病院内で勤める薬剤師ならではの良さだと感じます。将来的には、緩和ケア認定薬剤師の資格取得を目指しています。昔、祖父を病気で亡くしたときに看護師さんが私たち家族のメンタルケアまで担ってくださった思い出があり、私ももっと患者さんに寄り添える薬剤師になりたいんです。そのためにも、モットーはいつもにこやかでいること。患者さんが安心して話しかけたり頼ったりできますし、病院全体の空気もよくなると信じ、今日も笑顔で病棟を回っています。
知識と同じくらい誰かに寄り添う姿勢も、私たちの仕事に必要とされるスキルです。
2019年入社
これまでは営業やアパレル販売の仕事をしていました。転職を考えたのは、景気に左右されない安定した仕事に就きたいと思ったからです。そんなときに吹田徳洲会病院の求人を拝見し、経験を問わないところや患者様対応で販売職の経験も生かせるのではないかと考え入職しました。最初は先輩が一人つく形で窓口業務の仕事からはじめましたが、処置や診療科、検査などによりそれぞれ点数や計算方法が異なる会計業務には慣れるまでとても苦労しました。今でも先輩に確認しながら進めている部分もありますが、質問をすればみなさんが丁寧に教えてくださいますし業務とは別に勉強会も開いてくださるので、着実に理解を深められています。当院の魅力は、そうしたお互いを支え合う人間関係の良さにあると思います。役職者・先輩ともにみなさん優しい方ばかりで、私自身、距離の近さや風通しの良さは入職後すぐに実感できました。慣れない環境で不安がある中でも自分を支えてくれている確かな安心感があったから、何ごとにも前向きに取り組めたんだと思います。
2014年入社