スタッフインタビュー

洋服が好き、人が好きな方、一緒に正直な仕事を積み重ねていきましょう。

古丸 哲生
大阪本社
営業部 部長
2016年入社
30年勤めた会社を退職。イチから知識を学んできました。

新卒から30年勤めたシャツメーカーが経営危機に陥り、当時の上司に心斎橋リフォームを紹介されたのが転職のきっかけです。同じアパレル業界ですし、自分が普段着て、販売もしていた洋服ですからアウトラインとしては理解していたのですが、細かいところは全く分からなかったですね。特にセレクトショップは洋服が好きな方が集まるところなので、こだわりや豊富な知識があるお客様とお話できるだけの用語は理解しておかなければいけません。専門知識はイチから学んでいきました。ほかの営業の方が当社での経験が長い先輩なので、お直しの仕上がり具合など教えてもらうことは今もたくさんあります。たとえばスーツのジャケットの袖口にボタンホールがあり開閉できる仕様のことを本切羽(ほんせっぱ)というのですが、単純に袖を切って詰められないため肩の部分から詰めるんです。そうすると、見た目には分からなくても着たときに窮屈になることがあります。同じ洋服でもお客様一人ひとりの体型に合わせることが大切なので、トルソーに着せて気持ち良く袖を通せるか仕上がりをチェックするんです。簡単そうに見えてすごく奥が深い世界なので、失敗を含めた数多くの経験を経て、知識を身につけていくのだと思います。

技術と向き合える恵まれた環境で、さらに仕事の質を高めていきたい。

大阪本社
縫製スタッフ
2014年入社
少しずつ磨いてきた技術をより完成度の高いものに。

パンツのお直しを担当しています。メンズのフォーマルスーツが多いのですが、中にはスウェット生地やリブになっているもの、裾がヒモで絞れるドローというタイプやスリット入りのパンツもあります。入社後まずは「タタキ」と言われるパンツの丈詰めからはじめます。それができないと先に進めないので、ひたすらデニムやカジュアルパンツの三つ折りといった「タタキ」の量をこなしていました。2~3カ月目ごろからシングルスーツの丈詰めを、その後半年ほどで、ウエストを詰めるといった作業も任せてもらえるようになりました。服飾の専門学校を出て別の縫製工場を経験していた私も、初めは分からないことだらけでした。そのころと比べると7年目の今はできることが増え、仕事の幅が広がってきたと思います。ただ、10年、20年とお勤めの方はやはりベースとなる技術が高く、それを元に難しい仕事をされているので、私はまだまだです。これからは、さらに幅を広げる事もですが、今している作業の精度を高めていきたいと思っています。

お客様から信頼いただける知識と接客を兼ね備えたフィッターが目標です。

吉野 郁也
丸ノ内店 
フィッター
2019年入社
フィッターと職人の技が融合したとき、ご要望がカタチになります。

もともと洋服が好きで、以前は6年半ほどアパレルの販売員をしていました。転職するうえで専門技術を身につけたいと思っていたので、心斎橋リフォームのフィッターに応募。当社のお直しは以前から利用していて、トップクラスの技術だと感じていましたし、いわゆる街のお直し屋さんとは違う、オシャレな印象も決め手になりました。フィッターは、来店されたお客様のお洋服を採寸し、お直しの内容についてご相談を承ります。縫製を行うのは専門の職人ですので、お客様のご要望を職人にしっかりと伝えることが大切です。私たちフィッターの仕事は、縫製の職人がいないと成り立ちません。社内の人間ですが、職人にはリスペクトの気持ちを持って接しています。知識が豊富なベテランの職人に学ばせてもらうことも多く、お客様の「こんな風に直したい」というご要望に対して、フィッターと職人の知識と技術を融合させてお応えしています。丸ノ内店には現在3名のフィッターが在籍しています。ほかの2人は大先輩ですので、非常にかわいがってもらっています。地下には縫製の職人が作業するアトリエがあり、1階の店舗とを行き来してコミュニケーションを図っています。アトリエの様子はお客様もガラス越しにご覧いただけるんですよ。