私が松栄株式会社に入社したのは20歳のとき。当時は工業高校の機械科を出ていましたので、機械についての知識は少しは持っていたものの、ビルメンテナンスは素人同然でした。入社して実際に働き出したら、「世の中にこんな仕事があるんだ!」とカルチャーショックを受けましたね。ビルの地下に、巨大な電気室や機械室があり、たくさんのコンピューターが並んでいる。すべての警報や監視装置が集まった、いわば「ビルの心臓部」です。面白かったですね。それこそ蛍光灯の電球の替え方に始まり、仕事のイロハをそこで覚えました。あれから47年、社長に就任して12年目になりますが、いつも社員に言っているのは、「誠実であること」「ウソや隠し事をしないこと」。残業や過剰な労働を見て見ぬふりをしたり、契約と違う仕事をさせてはいけない。当たり前ですが、働いた分の給料はきちんと正確に支払うことを徹底しています。もちろん、お客様に対しても同様です。A社とB社で価格が変わるようなことがあれば、結局どちらからも信頼を得られません。常に一貫した価格設定を行うオープンなスタンスも、お客様からの厚い信頼につながっていると自負しています。
お客様の信頼を得るには、常に誠実であれ。
職場は温かい人ばかり。安心して飛び込んできてください!
2003年入社
入社は2003年、25歳のときになります。前職は設備管理の仕事でしたが、移動が多く体力的・時間的にハードでしたので、もう少し余裕が持ちたいと思い転職を決意しました。応募時は設備管理の仕事を志望していたのですが、そのときたまたま欠員が出ていたため、本社に配属になりました。今はそのまま従業員の労務管理、お客様との折衝などの業務にあたりつつ、現場に人が足りないときは応援に入ることもあります。17年という勤続年数を振り返ると、あらためて転職して正解だったなと思いますね。今は課長という立場になりましたので、現場の声をなるべく多く拾い上げることを心がけています。現場で働いていたら、言いたいけれども直接は言いにくいこともあります。そういうことが積もっていくと、仕事の質の低下にもつながりかねません。ですので現場に行ったらこまめにスタッフに声をかけ、「何かあれば相談に乗るよ」ということを常に伝えるようにしていますね。
いい雰囲気のなかで、楽しく働けることが一番です。
2003年入社
50歳の頃に清掃の仕事を始め、こちらに入社しました。無我夢中でやっているうちに、いつの間にか17年になります。ずっと班長という立場だったのですが、2年ほど前に「統括主任」という役職をいただきました。今は3つの現場を任せていただき、自分も現場に入る以外に、スタッフの管理や指導、何か問題が起これば相談に乗るなどしています。これだけ長く続いている理由は、やはり職場の雰囲気が良いということに尽きると思います。清掃しているビルの社員の方々をはじめ、一緒に働いているスタッフも仲が良く、和やかな雰囲気のなかで仕事ができる。松栄本社の人が、現場の意見をよく聞いてくださるのも、働きやすさにつながっています。毎日、朝起きて「今日仕事に行くの、嫌だなあ」と思うようでは、長続きしませんよね。でも松栄では、「さあ今日もがんばろう!」という前向きな気持ちで仕事に行ける。この会社が好き、今の現場も好きだということが、私にとって一番ですね。
1973年入社