PROFILE
佐々木 Sasaki
販売スタッフ
就職活動では接客業を軸にホテル業務なども見ていたが、小さいころから祖母と一緒に食べていたなじみの和菓子が大好きだったことから、高校卒業後、2018年4月に正社員として入社。
新しい知識とスキルが身についていく、毎日が新鮮です。
お仕事の内容を教えてください。
大丸梅田店で接客や配送手配、在庫管理などを担当しています。お届けものをしたいというお客様がいれば、最短の発送日を正確にお伝えしたり、「これくらいのお値段で詰め合わせをお願い」と頼まれれば、予算内で喜んでいただける組み合わせを考えて提案しています。私にとって清閑院は社会人として初めての職場。そのため基本的な言葉使いや正しい敬語の使い方などから勉強させてもらっています。たとえば、レジをしているとお客様に対して「お会計のほうはどうされますか」と尋ねてしまうことがあるのですが、正しい日本語は「お会計はどうされますか」です。熨斗を使うことも多く、どのようなシーンでどのような熨斗を使うのかや、お供えをもらったら粗供養で返すということも知らなかった私にとって、毎日が初めて知ることばかり。社会に出たら、たくさんのことを学びたいと思っていたので、少しずつ新しいことが身についている感覚がうれしいです。
接客で心がけていることは何ですか?
研修でも学ばせていただきましたが、目配り、気配り、心配りが大切だと思っています。些細なことですが、荷物をたくさん持っておられる方がいれば、一つにまとめて差し上げる。最初のころは仕事を覚えることに必死でしたので、お客様の方から「まとめてくれる?」と声をかけさせてしまったこともあり、販売員としてしっかりしないと、と気づかされました。また、急いでおられるお客様には、こちらから状況を察して「お急ぎでしたらどうそ」とレジへご案内する声かけも大切にしています。当店には月に一度、必ず足を運んでくださるなじみのお客様がいます。以前、私が初めて対応をしたときから、とてもかわいがってくださっている年配の女性で、「最近はどう?頑張ってね!」「ここができるようになったんだね!」と孫のように見守ってくださいます。「こんにちは、また来たのよ」と会うたびに声をかけてくださるので、とても温かい気持ちになりますし、「次に来てくださるときには、もっと成長した自分を見せたいな」というモチベーションにもつながっています。
清閑院の自慢できるところは?
入社前から、和菓子のイメージにはない華やかな商品や、若い年代の方々にも興味を持ってもらえそうなお菓子があることに惹かれていました。実際に商品を知っていくなかで感じたことは、使っている材料は同じでも四季折々、味わいに幾通りもの変化を持たせているということです。たとえば冬には餡に栗を合わせた商品や、夏には餡にレモンを練り込んだお饅頭など、季節を感じさせる味わいや演出はまさにプロの技だと感心しました。パッケージにもこだわっているので、ほかの和菓子屋で見るものとは異なる、新しいお菓子を紹介しているところが清閑院の一番の魅力だと思います。
教育体制はどのようになっていますか?また、働く上で魅力的に感じることはありますか?
入社後は1週間、岡山県で源吉兆庵グループの研修を受けました。その後、清閑院祇園本店で1日研修を受けてから、会社のことや商品について、接遇や工場での衛生管理について学び、現場へ配属。現在も継続的にOJTを受けています。ときには販売員を定年退職された先輩方が指導で店舗を廻ってこられ、商品を魅力的に伝える提案の仕方や、「こうやったら、簡単に出来るよ」と詰め合わせの技術を細かいことまで、本当に親身に寄り添って教えてくださいます。研修だけでは不安なところもあったので、新人の私だけにマンツーマンで教えていただけるのはありがたいですね。ほかにも、熨斗の知識について「こんな時はどう?」「どのような熨斗を使うんだっけ?」と、じっくり質問形式で教えてくだいます。先輩方の力を借りながらも、早く一人前になり、お客様に喜んでいただける接客ができるようになっていきたいです。
清閑院で一番好きな商品は?
粒餡とら焼き 東山の峰 ひがしやまのみね
どの商品も好きなのでとても迷いますが、定番商品の「東山の峰」のどら焼きが特に好きで時々食べたくなります。黒糖を使った生地と清閑院自慢の餡子が互いに引き立てあい、とてもおいしいです。