出勤したらまずは道路の混雑状況などを確認。その後、アルコールチェックを受けて、乗務するバスの鍵を受け取ります。

今日担当するのは、西武バスが企画する日帰りバスツアー。東京都内の観光地を訪問する貸切バスを乗務します。

点検記録簿と点検用具を持ってバスに移動し、乗務前点検を行います。バスは必ず毎日点検を実施する事と決められているため、一人一人が責任を持って点検をします。

貸切バスでは、運転士1名につき車両1台を担当する制度を採用しています。日ごろの車両のケアが重要です。

運行管理者と対面により点呼を行います。
当社は静脈認証システムを採用し、乗務員本人が必ず点呼を実施した記録を残しています。
全項目において問題が無ければ、運行管理者から運行指示書と乗務記録日報を受理します。

※点呼について…乗務員・車両・道路・天候等の状況を把握し、輸送の安全を図るため行います。

運行指示書や地図を元に、乗降地までのルートを確認。車内に移動し、車内名刺をバス車内に掲示し、営業所を出発します。

埼玉県の乗り場3ヵ所にてお客さまを迎えたら、最初のご挨拶。

「グリーンツアーにご参加いただきまして、まことにありがとうございます。本日担当させていただく●●です。」

挨拶を終えたら、高速道路で東京に向かいます。

お客さまを乗せたあと、安全運転を心がけ、目的地へと向かいます。
貸切バス運転士は、特にお客さまと接する機会が多く、笑顔を忘れずきちんとした対応・受け答えを行う事が重要です。

ツアーの行程を全て無事に終えたら、営業所に戻ります。給油・洗車などを行い、車庫内にバスを停めます。その後、車内に忘れ物がないかを確認し、営業所に戻ります。車内清掃は専門スタッフがいますので、常にきれいな状態に保たれています。

※給油スタンドがない営業所もあります

出勤時と同様アルコールチェックを行い、乗務記録日報に遅れや道路状況などを記入します。その後、運行管理者と対面により点呼を実施。状況（道路・車両・事故・苦情・遅れ等）を報告し、運行指示書と鍵と日報を運行管理者に返納します。