「ライズトランスポート」とは

創業から10年以上経ち、着実に成長を続ける『ライズトランスポート』。当社の強みや事業に対する姿勢、従業員への想いなどを代表取締役が語りました。

私たちが運ぶのは、生きていく上でかかせない“食品”。

『ライズトランスポート』が扱う荷物は、すべて食品です。食は、人が生活するにあたって、絶対にはずせない要素のひとつです。そのため、人々が生活を続ける限り、ニーズがなくなることはありません。需要のある荷物を扱っているからこそ、業績も安定しています。しかし、その分だけ責任も大きいです。

たとえば、紀南エリアは災害時に物流がストップしてしまうおそれがありますが、そうなると食品がスーパーやコンビニから消えてしまいます。だからこそ、台風や大波被害がある際も、届ける為に最大限の努力をします。また、東南海地震などの災害が予想されているので、従業員へは「もし被災したら、トラックを確保して、地域のために一番に動け」と伝えています。

食品を運ぶ仕事は、社会的意義のある仕事です。ドライバー全員に、地域の生活を支える責任とプライドを持って働いてほしいといつも思っています。

会社として、「安全」に対してきびしくありたい。

当社の「安全」に対する基準は、どこへ行っても胸を張れるほど厳格です。法定速度を超えることは、どんな理由であっても許しません。たとえ、渋滞に巻き込まれて配達時間が遅くなったとしても安全運転を優先します。これは新規で取引する際にも、先方に伝えていることです。現在取引している企業様には十分にご理解いただいておりますし、承諾いただけない企業様と取引するつもりもありません。

「安全」にとことんこだわる理由は、ひとえに従業員の生活のためです。仮に違反して事故を起こしてしまうと、仕事ができなくなり、収入がなくなってしまいます。一緒に働いてくれる従業員にそうなってほしくないからこそ、安全に関する講習を定期的に開催しながら、デジタルタコグラフを用いて一人ひとりの弊社ルールにおける違反項目をチェックし、安全運転指導を徹底しています。創業から間もなくしてドライブレコーダーを全車に搭載したのも、運転を監視する為ではなく、当社のドライバーの安全運転を証明するためです。新しく入られる方も、安全に荷物を運び、荷扱いが丁寧な仕事のプロをぜひ目指してください。

自身が求める働きやすい環境には、まだ達していない。

現在3t・4tドライバーの休日数は月6日で、ドライバーの意見を聞き、相談の上、決めたものです。休みが少ない分だけ給与は良くなりますが、月8日休みたいという声もありました。やはり、全員が納得して働けるのが一番です。「いま以上に休みがほしい」「連休がほしい」といった声にきちんと応えられるように、環境改善を進めています。具体的に言えば、管理職の増員です。代走業務を行う班長の数を増やせば、希望休も取りやすくなります。

また、待遇改善も業績が良くなれば早期に取り組みたい課題です。休日分だけ給与が減るのではなく、現状と同程度にしたいですし、現行条件のままの人はそれ以上に得られるようにしたいと常に思っています。幸いにも仕事の依頼は増えており、ドライバーの人数分だけ売上も伸びるような状況です。まずは従業員を増員することで業績を向上させて待遇を見直し、成長した人材を管理職に引き上げていきたいと考えています。

ドライバーという職業に、夢を持ってほしい。

さきほど、管理職を増やすと述べましたが、社歴を問わずチャンスは平等です。私が見ているのは、やる気とリーダーとしての適性で、その2つがかみ合えば極端な話、入社3ヵ月目であっても引き上げます。これは、ドライバー経験のある即戦力に限った話ではありません。実際に現在いる班長の約5割は、未経験から芽を出してきた生え抜き組です。社歴や経験に関係なく、必要な人材だと感じた従業員を引き上げてきたのは、自分自身の歴史にあります。実は、食品会社の運輸部を独立させて会社を立ち上げた当時、半数以上の仲間が私より年上でした。だからこそ、「こうしていきたい」という考えを持って努力を積み重ねてきた人が管理職になる職場を目指しています。

とはいえ、生涯にわたってドライバーとして活躍したい方も考えを尊重します。大切なのは、それぞれが目標を持って働ける環境なのです。いろいろな未来を描ける職場でありたいですし、ドライバーは夢を持てる仕事だと思ってもらうことは私の悲願でもあります。世の中の物流のほとんどはトラックが支えており、災害時に救援物資を効率良く運べるノウハウを持っているのは地域の運送会社です。社会の役に立つ仕事に、ぜひ一緒に携わりましょう。