スタッフインタビュー詳細

構内事業部 作業課 交替操業掛 作業長

人が育っていくことが何よりの喜び。一生懸命に伸ばしていくことが自分の信念。

宮本 義彦(みやもと よしひこ)
1993年入社

途中入社でも一から指導します。

現在は日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所 広畑地区構内で4組三交替の作業長をしています。作業課交替操業掛はABCDと4つの組に分かれており、その中のD組12 人の出退勤管理のほか、人材育成にも携わっています。
新しくこの仕事を目指す方は、大型免許さえ持っていれば全く未経験の方でも構いません。入社後はまずダストを運搬する30tダンプの作業から習熟してもらいます。最初は指導員が横乗りし、西浜ヤードからNS.DPRヤード内まで1日に何往復もします。30tダンプといっても、ピストン運搬なので内容的にはそれほど難しくないと思います。そばで見ると車両の大きさに圧倒されるかもしれませんが、いざ自分で運転してみると意外に難しい作業ではありません。安全作業手順書があるのでその通りにすれば大丈夫です。構内はルールが多いので、指差呼称などのルールを覚えるのに少し時間がかかるかもしれませんが、最初に教えてもらったことを聞いて仕事をすれば、1カ月か2カ月もすれば一人で作業できるようになります。

段階を踏んで、着実に技術を積み重ねていける。
どこに行っても通用する技術が身につきます。

30tダンプを覚えると、次は主に構内のスクラップを運ぶラガー車の業務を覚えます。ラガー車で業務する範囲は製鉄所構内全域と広範囲に渡り、狭い場所や暗い場所もあるので、30tダンプと比べると少し難しくなります。ラガー車を覚えると次にはショベルカーの基礎認定から入り、ひと通りできるようになると、特殊車両のAD車に進みます。新しい仕事をどんどん任されることがやりがいに繋がります。一人前になるには最低でも7、8年はかかりますが、岡上運輸の場合は特殊車両が多いので、うちで技術を習得すればどこに行っても通用する技術が身につくことは間違いありません。社内で運転技術を競うドライバーコンテストもあれば、3年5年と継続して無事故を続けることでの無事故表彰もあります。段階を踏んで、着実に技術を積み重ねていくことができるのも岡上運輸で働く魅力です。

成長段階は十人十色。
一人ひとりに合った指導方法を取っています。

この仕事で一番気をつけないといけないのは安全面、特に後面衝突です。バックカメラも付いていますが、狭い場所や暗い場所だと薄暗くて見えないので、必ず下車して確認します。それを怠ると、衝突して相手方の設備を破損させることにもなりかねないので、必ず降りて確認することが必要です。事故を防ぐには何よりのポイント。安全のポイントさえ逃さなければ、絶対に事故は起こりません。「これくらいなら行けるだろう」ではダメで、「危ないかもしれない。行けないのではないか」と思ったときは必ず下車して確認します。その安全ポイントを逃すと一気にトラブルに陥ります。どの業務にもそれぞれ安全ポイントがあるので、そこは絶対に逃さないことが重要です。
人を育てるうえでの自分自身のポリシーは、伸び悩んでいる人も成長度合いがゆっくりな人も一所懸命諦めないで伸ばしていくこと。それが自分の信念です。十人十色、一人ひとり成長度合が全く違うので、指導の仕方も変えています。直球を投げることもあれば、カーブやシュート、フォークを投げることもあり、その人に合った指導の仕方をします。ストレートに伝えたほうがいい人とそうでない人など、性格を見極めて理解できるように指導することを心がけています。

自分の班のメンバーは全員が家族。
全員を全力で守りたい。

指導をしていると、人が育っていくことが何よりの喜びです。自分の班のメンバーは全員が家族という思いがあり、全員を全力で守らないといけない立場だと思っています。忙しいときは「みんなで頑張ろう、頑張った分が給与に反映して家族が喜ぶよ」と声をかけています。この仕事は助け合い、協力です。パンク修理で困っている人を見かけると、車両を安全な場所に駐車して応援することもあります。三交替職場はグループの助け合いで成り立っている職場です。28年間勤務していて感じる岡上運輸で働く魅力は、労働組合があるので従業員を守ってくれる体制があること。播州地区の地場産業の中でも賞与は高いほうで、退職金制度も整い老後も心配ありません。安定性があるので家庭を持つ人もずっと末永く続けていける会社だと思います。

PROFILE
貴金属の営業職を経て、1993年『岡上運輸』に入社。大型車両の運転は全くの未経験からスタートし、入社後、ラガー車、10tダンプ、ショベルカー、AD車などの運転経験を積み、社内コンクールでも表彰経験を持つ。現在は日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所構内で作業課交替操業掛の作業長を務め、乗務員の出退勤管理ほか人材育成にも力を注いでいる。

一覧ページへ