岡上運輸の取り組み

手厚い研修制度

当社では未経験の方も段階を踏んで高度な技術を習得できる研修制度が整っています。

<入社1日目 座学>
会社概要・就業規則・給与・労働条件・待遇の説明、安全に関する教育など
 
<入社2日目 座学>
・広鐵会(瀬戸内製鉄所協力会社の会)での新規入構者教育(日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所様に入構するために必要な研修)を受講
・危険体感研修(瀬戸内製鉄所様の施設内で、インストラクター指導のもと研修)
・健康診断
・瀬戸内製鉄所様の概要説明
 
<入社3日目 座学>
・初任適性検査(於:網干自動車教習所)
・瀬戸内製鉄所構内の見学・説明
・eラーニング(パソコンを導入した研修)
 
<入社4日目 実習・座学>
・車両の簡単な点検、アルコールチェッカーの使い方、出退勤のタイムカードの説明
・物損事故情報等、過去のトラブル事例の学習
・トラック協会の安全冊子に基づいた心得と危険予知の教育
・安全鉄則(当社の安全ポケット版に基づき、緊急時の対応や連絡先、必ず遵守すべき内容の説明)
・作業標準書(仕事が安全にできるように一つひとつの作業手順を説明)

<入社5~7日目 大型車両研修場>
・車両の運転操作及び特性の習得(死角、発進、停止等)
・基本運転の習得(右左折、バック走行、縦列、車庫入れ等)
・ダンプ操作習得及び運転技能確認評価試験

<入社8・9日目 横乗り>
・先輩乗務員が運転する車の助手席に乗り、実際の作業を見ながら業務を覚えるOJT研修(作業方法及びルール)
 
<入社10日目以降 添乗指導>
・指導員添乗による実作業での習熟教育
・大型車両経験(有)8日間→9日目 一人作業認定→一人作業7日間→8日目 習熟認定
・大型車両経験(無)12日間→13日目 一人作業認定→一人作業7日間→8日目 習熟認定

<一人立ち>
習熟度合いは人によって違いますが、目安として10tダンプ経験者は24日間、未経験の方は30日間、専任指導員が付いて研修を行います。ひと通りの作業ができるようになると一人立ちです。

その他研修

<KYT研修(危険予知トレーニング研修)>
各テーマに添って、人形などの設備を設置し、作業をしている際にどのような危険があるかを推理し、予知するトレーニングも行っています。
 
<ドライブレコーダーを使用した研修>
月1回、安全に関する勉強会を実施。ヒューマンエラーをなくすため、過去の事例をもとにドライブレコーダーを使った研修をしています。

<新卒入社研修>
事務職で新卒入社された方は「瀬戸内製鉄所様と協力会社の新入社員が参加する合同研修」「広鐵会主催の新入社員研修」「姫路経営者協会主催の研修」「岡上運輸独自の研修」など、約2カ月に渡り受講していただきます。
また、研修期間中に岡上運輸ではどのような業務をしているかを体験するため、ジョブローテーションで各部署を回ります。岡上運輸では「総務部」総務課、「区域営業部」輸送課、「構内事業部」業務課、交替作業課、常昼作業課、設備管理課、倉庫課、企画管理課どの部にも所属しない安全環境課の3部9課に分かれており、すべての課を約1カ月間かけて周り、最終的に自分が配属される課で本格的に業務を開始します。

<キャリアアップ研修>
当社では「新入社員」「若手層」「中堅層」「ベテラン層」「作業長層」という段階別にカリキュラムに添った研修制度を設けています。入社後だけでなく、必要に応じてキャリアアップできる研修を受講できます。

ステップアップ制度

岡上運輸には全部で5つの部門があり、部門それぞれに技能拡大、職種拡大できるよう、業務ごとに認定制度を設けています。一つの職種を習熟すると、習熟期間から熟成期間を経て、次の職種に進みます。社員一人ひとりの職種拡大に関しては、関係者で協議を行っています。技術・技能を磨いていくことにより、様々な特殊車両の業務に携わることができ、給与にも反映していきます。

定年まで安定して働ける環境

現在の従業員数は115名。従業員の平均年齢は49歳11カ月。平均勤続年数は14年8カ月です(2023年9月30日現在)。20年、30年と永く勤めている従業員も多く、定着率の良い職場です。定年は65歳、再雇用は70歳まで勤務でき、退職金制度(勤続3年以上)もあるなど、腰を据えて働ける基盤が整っています。

ALL HIROHATAとしての活動

瀬戸内製鉄所様で働く人は「ALL HIROHATA」と呼ばれ、製鉄プロセスを支えるスペシャリスト集団として様々な活動を実践。岡上運輸もその活動に参加しています。

<先輩からプロの技を受け継ぐ「サクセス広畑21」>
瀬戸内製鉄所様独自の技能継承活動「サクセス広畑21」に参加。運転技能を先輩から後輩へ受け継いでいます。
 
<自分の職場を改善する「広畑自主管理(HJK)活動」>
事務職が主体となり、現場の声をすくいあげ、不具合を改善する活動も行っています。

モチベーションを高めるコンテスト

<ドライバーコンテスト>
2年に1度、岡上運輸独自のドライバーコンテストを実施しています。「法令についての筆記試験」「始業点検」「走行実技」の3項目で点数が一番高い班が優勝となり、優勝~3位までのチームには表彰状と賞金が授与されます。
 
<始業ミーティングコンクール>
2年に一度、始業ミーティングで確認する項目に基づくコンクールを実施。本日の作業の確認や注意事項、体調管理の確認、服装チェック、唱和の声、非定常時TBM訓練など、50項目ある確認事項をもとに点数を付け、優勝~3位までのチームに表彰状と賞金を授与しています。
 
<無事故表彰>
毎年、会社創立記念日(4/8)には、3年5年7年10年(以降は5年単位)と継続して無事故の方を表彰しています。同時に永年勤続表彰も行っています。

資格取得支援制度

ショベルカーなどの工事用車両の運転に必要な「大型特殊免許」、メタノールの運搬や軽油を扱う際に必要な「危険物乙4(乙種第4類危険物取扱者)、タンクローリーや貨物トレーラーを運転するのに必要な「牽引(けんいん)免許」、油圧ショベルを使用した運搬・積み込みに必要な「車両系建設機械運転技能講習」、運転者の乗務割の作成など安全運行の管理を行う「運行管理者」など、業務に必要な免許は計画的に取得を支援。交通費を含め受講料なども原則、会社が全額負担しています。

クリアな評価制度

年1度の昇給と年2回の賞与支給の際は、一人の乗務員に対し現場の管理者が3次まで査定を行います。複数名で査定するため、公平でクリアな評価を実践。昇給・賞与に反映しています。

車輌の安全対策

<ドライブレコーダー搭載>
全車両にドライブレコーダーを搭載。万一の事故があった場合、車内外の記録が残り、乗務員を守ります。
 
<帆立防止装置>
ダンプ車の荷台が上がった状態で走行すると物損事故に繋がりかねないため、荷台が上がった状態で走り出そうとすると、エンジンが自動的に停止する装置を搭載しています。
 
<横転防止装置(傾斜計)>
車両が傾いた状態でダンプする(荷台を傾けて荷物を降ろす)と、重心が傾いて転倒する恐れがあるため、傾斜計が2度または3度以上を示すと、ダンプできない(荷台が上がらない)ように防止装置が付いています。

<安心の整備体制>
車両はすべて、子会社の大広整備株式会社で点検・整備を行っています。何か不具合があった場合でもすぐに点検・修理ができるため安心して乗務していただけます。また、トラックやダンプ本体、ベッセル内(荷物を積む場所)を洗浄する際は高圧洗浄機を使用しています。

福利厚生の充実

賞与は年2回支給しています。業績にもよりますが、毎年4月に春闘の団体交渉で最終金額が決定します。2023年度の妥結額は、完全資格者一人平均金額は年間100万円。福利厚生面では、各種社会保険完備、退職金制度有(勤続3年以上)、交通費当社規定支給、各種手当(家族・住宅・残業・深夜)支給、制服貸与、マイカー通勤可(※バイクは不可)など、待遇面の充実にも力を入れています。

レクリエーション

岡上運輸主催の行事として、「トン汁大会」「かき氷大会」「ゴルフコンペ」などを開催。事務職と乗務員の交流を深めるとともに、同じ瀬戸内製鉄所で働く協力会社様も招待して親睦を深めています。また、瀬戸内製鉄所様主催の行事として、「綱引き大会」「スポーツ大会」「食事会」などがあり、関連会社様とも会社を越えた繋がりがあります。