前職でも、2年ほどトラックのドライバーを務めていました。そこから転職を意識した際には、このままドライバーを続けるべきか、以前に経験があった工場での勤務を取るべきかで悩むことに。そんなとき、ハローワークで見つけたのがオカケンの求人です。男性の職場というイメージが強い企業でしたが、トラックという乗り物自体が好きだったことに加え、何事もやってみないことにはわからないという想いも沸き起こり、応募しました。その後、無事に集配運転士としての採用が決まり、総社支店に勤務して半年ほどが経ったところです。

すでにドライバーとしての経験があった私の場合、研修期間は3ヶ月。扱う荷物や業務の流れについて、マンツーマンで教えてもらい、オカケンのやり方をしっかりと学ぶことができました。現在、担当しているのは主に総社市内のお客様です。4トンのセミロング車で先方の工場と総社支店を行き来しながら、ラーメンなどの食品や電化製品、ドラム缶や一斗缶といった荷物を運んでいます。

午前は配達、午後は集荷というのが、集配運転士の仕事の基本パターンです。個人的にも配達業務は可能な限り午前中に完了させることを意識しています。男性ほど体力がないぶん、重要になってくるのは、どれだけ要領良く作業を進めるかということ。そのためにも、先輩には積極的に意見を求めるようにしています。同じことを聞いても、回答は人によってさまざま。常に頭を回転させ、それら一つひとつをうまく組み合わせることで、自分なりにもっとも効率的なスタイルを確立できるように努めています。

たとえば、積み込みの場面。荷崩れさせないこと、荷物に傷をつけないことはもちろん大切ですが、その一方ではスピード感も求められます。そこで、私は出荷待ちの荷物が少なくなったタイミングを見計らい、一気に積み込みを済ませるようにしています。大量の荷物が並んでいるなかから担当分を探す場合と違い、体力が温存できるので、その後の仕事にも余裕が生まれますから。これからもオカケンでの経験値を積み重ねながら、より良い仕事の進め方を身につけていくことができればと思います。

オカケンに入社して感じたのは、スタッフ同士の関係が良好だということです。ひとりになれる時間が確保できる反面、支店に戻ってからのコミュニケーションは活発。それぞれの現場から持ち帰った情報を共有したり、雑談を楽しんだりしています。実際、職場の雰囲気の良し悪し、本人の気の持ちようなどは、お客様にも必ず伝わるものだと思います。私自身、笑顔を絶やさずにいることで、楽しく仕事ができる環境づくりに関わっていきたいです。

現在、総社支店の女性ドライバーは、私を含めて2名。物流業の特性上、男性が主体の職場ではありますが、産休・育休がきちんと活用されているなど、女性である私たちがやりづらさを感じることはありません。いまの時点で自信がなくても、一から十まで教えてくれる先輩もいますし、助け合いの風土もあります。ドライバーという仕事への興味さえあれば、ぜひチャレンジしてほしいと思います。