前職は携帯ショップの販売スタッフと法人担当の営業をしていました。NRSを選んだ理由は、この業界に興味があったことと、実家が建設業をしており、すぐに馴染めるのではと思ったからです。受付事務として、お客様が持参された廃棄物に関する受付・事務処理をしています。今の仕事はとても楽しく、奥が深いです。でも実は、入社時は正直難しい仕事ではないと高を括っていました。というのも、携帯ショップに10年ほどで勤務していたこともあり、「正直、ここまで個人情報に厳しい業界は他にない！」と思っていたのです。すみません。産業廃棄物業界の書類ひとつにしても、処理の流れにもしても、驚かされることばかりで、本当に勉強になりました。そんな私が最初にぶつかった壁は、専門用語です。まず、「廃プラスチック」にも、さまざまな種類があり、お客様はこちらが知っていると思い、専門用語を頻繁に使用されます。もう最初は、「それはなに？」みたいな状態。慣れるには、場数を踏むしかなくて、メモを取って、先輩に常に質問して必死に覚える努力を重ねました。1年ほど場数をこなして、ようやく何とかなった感じではあるものの、数年経った今でも正直、自信を持って「任せて！」と思えるまでには至っていません。日々勉強あるのみです。

廃棄物の持ち込み数は、日により波があります。基本は、お客様の休みが多い水曜日が少なく、積み込みする月曜日と降ろす火曜日が多いです。受付事務は私ともう一人がメインですが、全員ができる体制を構築しています。感染症の影響でいつ誰が急に休むか分かりませんので、「○○さんが休みだと仕事が回らない」という状況の回避は欠かせません。私自身、受付だけではなく、出荷業務も担当しています。選別や圧縮といった処理を施した廃棄物を最終処分場へ送るための書類の作成が出荷業務のメインです。勤務時間は朝8時から、夕方17時まで。翌日の出荷の準備の関係で30分くらい残業をするときもあります。接客と事務作業が好きで、Word、Excelなど基本的なパソコンスキルがきれば未経験でも大丈夫。ただ、当社は、「環境将軍R」という産業廃棄物業者で多く導入されているソフトのほうが、一般的なオフィス系ソフトより使用頻度が高いです。最初は戸惑うかもしれませんが、触っているうちに慣れてきます。パソコンへの拒否感がなければ問題ありません。

自分がされて嫌なことはしない、感謝されるようなことをする。それが、私のモットー。「ここまですれば、助かるかな」と頼まれた以上のことをして、「ありがとう！」と言われると非常にうれしい。もちろん、従業員からの「ありがとう」もうれしいですが、お客様から言われると格別。私がしているお客様と距離を縮める工夫は、お客様に合わせた対応です。書類持参の仕方にも個性がおありなので、ホテル業勤務当時の経験を活かして、その個性に合わせて書類をお返しする、会社名ではなくドライバーさんの個人名でお呼びするといったことです。こうした工夫を始めたのは、以前当社の営業から「窓口に来てくれた方を大事にしてほしい」と言われたことがきっかけ。そう言われて「確かにそうだ」とハッとしたのです。自分自身も営業時代に窓口で無下にされて悲しくなった経験がありますし、他社の窓口の方には自社の営業を大事にしてほしいと思うので、お客様だけではなく、当社を訪問するすべての方へ気持ちのいい対応を、引き続き心がけていきます。