カップヌードルが
できるまで。
製めん工程
小麦粉サイロ
小麦粉はサイロに貯蔵し、高圧空気でミキサーに送ります。
ミキサー
小麦粉に「練り水」を入れて混ぜ合わせます。
複合機
練り上げた生地を重ね合わせて平らなめん生地にします。
製めん機
何台ものローラーで、めん生地を約１mmの薄さになるまでのばします。
切出機
めん生地を回転する切り刃で1本1本の細いめんに切り分けます。
蒸機
トンネル状の蒸機の中で、めんに熱い蒸気を当てて蒸します。
着味槽
めんにおいしく味つけしたスープを染み込ませます。
調合工程
資材を運ぶ「運搬」、必要な分だけ原料を機械に入れる「投入」、液を作るために配合する「計量」がメインの仕事です。
- POINT
- めんに味をつけるための「着味液」という液を作る仕事で、こちらは主にパートの方が担当しています。
カット投入機
回転する刃でめんを切ったあと、1食分ずつ金属の型に入れます。
瞬間油熱処理装置
めんを約160℃の植物油で揚げ、中の水分をはじき出して乾燥します。
冷却機
油で揚げためんは熱くなっているため、風を吹きつけて冷まします。
充てん工程
カップマシーン
めんの上からカップをかぶせて反転させ、めんをカップに入れます。
カップの補充
カップのストックが減っていくと、カップを補充していく仕事です。
- POINT
- 研修期間は半日か1日。やればやるほどコツをつかむことができ、慣れていきます。
具充填装置
スープやえび、肉などの具を、1食分ずつめんの上に乗せていきます。
具のチェック・補充
機械がスープや具の規定量を量ってのせていきますが、カップの中に具がきちんと入っているかなどをチェックします。
- POINT
- 機械の中に入っている具が減ってくると補充します。また、具に異物などが入っていないかを検査する仕事もあります。
キャップシール機
フタをカップの上にのせ、約150℃の熱でピッタリとくっつけます。
フタの補充
フタのストックが減ってくると、フタを補充します。
- POINT
- フタが密着したあと、フタの向きとカップの絵柄が合っているかを機械と人でダブルチェックしています。
ほかにもこんな仕事があります。
選別
できあがっためんが流れてくるので、選別する作業です。形が欠けていると機械が反応しますが、人の目でも確認します。
- POINT
- 機械の前を製品が通ると、重さが表示されるので、基準値よりも重くないか軽くないかをチェックします。
包装工程
シュリンク包装機
カップ全体を薄い透明なフィルムでおおい、熱で縮めて包装します。
フィルムの交換
製品を包装する機械のフィルムがなくなると、フィルムを交換します。
- POINT
- 包装後は、カップの底に生産工場と賞味期限が印字されているかをチェックします。
X線検査装置
異物が入っていないか、すべての商品を検査します。
ケーサー
できあがった商品を自動箱づめ機でダンボールケースに入れます。
箱詰めのチェック
機械がダンボールケースに製品を詰めるので、正しく詰められているかをチェックします。
- POINT
- 1時間に数回箱を開けてダンボールの封函状態をチェックします。
パレタイザー
ロボットがダンボールケースを自動的に積み上げ、出荷の準備をします。
ほかにもこんな仕事があります。
キャップシール補充
カップにフタを圧着させるキャップシール機の工程で、機械にフタを補充する作業です。
- POINT
- フタの１枚１枚が薄く静電気で密着しやすいため、補充する前に空気を入れるようにほぐすのがコツです。
調合
めんに味をつける「着味液」に使用する調味料の計量や、機械への原料投入、資材の運搬がメインの仕事です。
- POINT
- 計量時には専用システムを使用するので、システムの操作もしていただきます。
具材検査
入荷した具材に異物の混入などがないか、全数検品している部署もあります。
- POINT
- 専用の部屋で作業を行い、機械と人の目でダブルチェックしています。
