K運転士/2025年入社 52歳
現在は大阪営業所で、中国・四国・東海・関東方面の高速路線バスの乗務を担当しています。
早期退職後、なぜ西日本ジェイアールバスへの入社を決めたのですか?
私は20代の頃、約6年間一般路線バスの運転士として乗務していました。
その後は事務職へ転任し、市役所で約20年間勤務しましたが、50歳で早期退職制度を利用して市役所を退職しました。
退職後、まず挑戦したのが、昔からの夢だった四国お遍路です。
四国88ヶ所霊場だけでなく、番外の20ヶ所も巡り、合計108札所・約1,500kmの道のりを60日掛けて歩きました。
その旅を終え「次は何をしよう」と考えたとき、思い浮かんだのが、再びバスのハンドルを握ることでした。
若い頃に一般路線バスの経験はありましたが、高速路線バスは未経験。
それでも昔から「一度は高速路線バスを運転してみたい」との思いがありました。
そして、高速路線バスに挑戦するなら、日本を代表する高速バス会社の一つであるJRバスで働きたいと思い、
西日本ジェイアールバスへの入社を決めました。
実際に入社して、高速路線バスの仕事はいかがでしたか?
入社当時は、高速道路を運転することに不安や恐怖がありました。
一般路線バスでは、速度を出しても50キロ程度ですが、高速路線バスでは、高速道路で80キロ・100キロの速度で走行します。
加えて、速度だけでなく走行環境も異なり、車線変更や周囲の状況判断など、一つひとつの操作に、より高い安全意識が求められます。
「本当に自分にできるだろうか」「100キロ近い速度でお客様を乗せて走れるだろうか」
そんな不安を抱えながら訓練を受けていたことを、今でも覚えています。
ただ、不安なまま独り立ちすることはありませんでした。自信を持って運転できるまで、根気強くしっかり育ててもらえます。
お客様を乗せて高速道路を走る責任の大きさを感じる一方で「安全を何よりも大切にしている会社だ」と感じる場面も多くありました。
入社当初の不安が大きかったからこそ、その後の訓練や学びが、より大切なものになったと思います。
教育体制や職場の雰囲気について教えてください
西日本ジェイアールバスの研修で、特に印象に残っているのが「確認喚呼」です。
自身が視認したものや行った運転操作のすべてを、声に出しながら運転します。
例えばバスの発車時にバスの各ミラーを指差しながら「左よし、サイドよし、アンダーよし、車内着席よし、右よし」
走行中は「制限速度60、速度よし」「前車注意、割り込み注意、車間注意、車間よし」
高速道路上は「右車線変更、右前方よし、右後方よし、右側方よし、車線変更よし」と、確認したものや動作の一つひとつを言葉にします。
訓練中は運転しながら、ほぼ声を出し続けている状態です。
最初は大変ですが、繰り返すことで、安全確認と適切な運転操作が自然と身につきます。
また、印象的だったのは、研修内容だけではありません。
入社当初から、大阪営業所の先輩方が本当によく声を掛けてくれました。「困っていることはない?」「分からないことがあったら何でも聞いてよ」
そんな言葉を自然に掛けてくれる先輩方が多く、初めて大阪営業所に着任したときから、とても温かい職場だと感じていました。
新人を一人にしない雰囲気があり、私の後に入社した後輩も同じように感じたと話していました。
研修の最後に運転士登用試験があります。十分な運転技術や接客技術が身についたことを、試験官に認めてもらえなければ、合格できません。
訓練生によっては、独り立ちまで2~3ヶ月掛かることもあります。しかし十分な訓練を行うからこそ、
運転士登用試験に合格したときは「これで大丈夫だ」と、大きな自信につながりました。
この仕事ならではのやりがいを教えてください
高速路線バスのお客様は日々の移動だけでなく、
人生の節目や特別な一日のために利用される方が多くいらっしゃいます。
大学進学や就職のために故郷を離れる若者。
バス停で「気を付けてね」と声を掛けるご両親。
遠距離恋愛の恋人同士。
帰省したお孫さんを迎えに来る、おじいちゃん・おばあちゃん。
久しぶりの再会を喜ぶ友人同士。
推しのライブや旅行へ向かう方もいます。
高速バスの乗り場や降り場には、さまざまな人生の場面があります。
私たち運転士は、その特別な一日の一部をお預かりしています。
お客様を安全に目的地までお運びするのはもちろんですが、その特別な一日を支えるお手伝いができることに、大きなやりがいを感じています。
そして、そんな人生の特別な場面に立ち会えることこそ、この仕事ならではの醍醐味だと思っています。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
私は乗務するうえで、大切にしている想いがあります。
それは「数あるバス会社の中から当社を選んでいただいた」ということです。
そして、その日の運転士として私のバスにご乗車いただいた。だからこそ、お客様に快適な旅を演出したいと思っています。
終点到着前のマイク案内では「この先の道中も、気を付けていってらっしゃいませ」
夜行バスで大阪へ到着する朝には「今日も一日、良い一日になりますよう、お祈り申し上げます」そんな一言を添えるようにしています。
お客様を無事に目的地までお運びした後に「ありがとう」と言っていただけたとき、この仕事を選んで本当に良かったと感じます。
私は50歳で転職、高速路線バス未経験からスタートしました。だからこそ、不安を抱えている方の気持ちはよく分かります。
しかし、西日本ジェイアールバスには、一人前になるまで育ててくれる教育体制と支えてくれる多くの仲間がいます。
これまでの経験に関係なく「やってみたい」との気持ちがある方なら、きっと活躍できるはずです。
ぜひ私たちと一緒に西日本ジェイアールバスで、お客様の「特別な一日」を支える仕事に挑戦してみませんか。

