何事もなく走る。その一日をつくっている。整備の仕事は、当たり前の安全を守り続けることです。
N.K.さん
プロフィール
[ Profile ]自衛隊に6年間在籍した後、2002年に『奈良観光バス』へ運転手として入社。前職での経験を生かして整備業務と兼務し、6年目に整備へ完全転向。現在は整備管理者として車両の安全を守りながら、若手育成にも力を注いでいる。
インタビュー
-
01
自衛隊で培った運転・整備技術を生かし、観光バス業界へ。
高校在学中にスカウトされたことをきっかけに、卒業後は自衛隊に入隊しました。大型免許を取得したのは自衛隊在籍中で、免許取得後は中隊長や隊長のドライバーを務めました。自衛隊では、戦時中に車両が故障した場合を想定し、ドライバーにも修理技術が求められます。そのため、運転技術とともに整備技術も身につけました。さらに運行管理の業務も任され、6年間勤務した後、『奈良観光バス』へ入社しました。入社当初は運転手として採用されたため、業務は運転が中心でしたが、次第に整備業務と兼務するようになり、入社から6年目に整備課へ完全に転属しました。今振り返ると、自衛隊時代に培った運転技術や整備技術が、現在の仕事に大きく生きていると感じています。
-
02
日々の安心・安全は、地道な作業の継続から生まれています。
現在は主に整備管理業務を担当し、車検の予定管理や3カ月ごとの定期点検の管理を行っています。そのほか、オイル交換やタイヤ交換などの保守作業、故障時などの臨時修理も対応しています。整備の仕事は、故障やメンテナンス不良がなく、安心・安全に車両を使っていただける状態を維持することが当たり前です。その当たり前を守るためには、地道な作業を継続する力が必要です。継続の原動力になっているのは、故障したものを直したときの達成感です。観光バスは多くのお客様が乗車されるため、それだけ責任も大きい仕事です。その分、メンテナンスを施し、止まっていたものが再び動き出す瞬間には、大きなやりがいを感じます。直接「ありがとう」と言われる機会は多くありませんが、整備は縁の下の力持ちとして、安全を支える重要な仕事です。
-
03
未経験の方もゼロから成長できる安心の環境です。
スタッフの楽しみの一つが、年に一度の社員旅行です。飛行機や新幹線を利用し、北海道や沖縄、熊本など、観光バスでは行けない遠方の観光地を訪れるのが恒例になっています。現地ではバス運転手やガイドを地元の方にお願いすることで、自社とは異なるサービスを学ぶことができ、品質向上にもつながっています。私自身、整備業務や運行管理は自衛隊時代から行っていましたが、ライセンスは入社後に取得しました。さらに、電気溶接やフォークリフトの免許も、資格支援制度を利用して取得しました。整備ライセンスの取得では、働きながら学校に通えるため、未経験の方でもスキルアップしやすい環境です。車に興味がある方は、ぜひ安心して飛び込んでいただきたいですね。
1日の流れ
-
8:50
出勤
朝礼で故障・事故報告の確認を行います。
-
9:30
点検・メンテナンス作業
定期点検や車検の管理、車両のメンテナンス作業を行います。
-
12:00
休憩
昼食をとり、休憩します。
-
13:00
保守作業
オイル交換やタイヤ交換を行います。
-
15:00
修理・故障対応
臨時修理や故障対応を行います。
-
17:40
退勤
翌日の準備を行い、退勤します。
取材日:2025年12月