高校生のときに出会い、大好きになったレジの仕事。
これからも一途に続けていきます。

高校生のときの、はじめてのアルバイトがレジ打ちでした。以来、レジの仕事が大好きになったのです。結婚後に一度飲食店で働いてみたのですが、なんだかしっくりこなくて「やっぱりレジがしたい！」と思っていたところ見つけたのが、『コープ朱雀』のオープニングスタッフの募集でした。1日4時間の短時間からスタートし、現在はフルタイム勤務に。早いもので、もうすぐ勤続20年を迎えます。週に2日ある休日は、平日に設定。土日は家族が家にいるので、結局家事などに追われてあまり休んだ気にならないんです。ゆっくりと過ごすには、平日の誰もいない家が一番。スーパーなので土日が書き入れ時というのもあるかもしれませんが、私のまわりにも意外と「土日出勤派」は多く、働く主婦の考えることは皆同じかもしれません。

所属はレジ部門で、今は主にサービスカウンターにて受付を担当しています。組合員さんへの各種ご案内のほか、贈答品の販売や宅配便の発送など、業務量は案外しっかり目。いつも心がけているのは、組合員さんのご要望を的確に聞き取ることです。何をお求めになられているのかを的確に把握することで、こちらの勘違いによるミスを防ぎ、迅速な対応につながります。ご年配の組合員さんが多く、特に最近は新型コロナウイルス感染症対策によるマスクの着用でお顔が半分ほどしか見えないので、必要に応じてカウンターの外へ出るなど、意思疎通がスムーズにできるよう工夫。店内が混み合ってきたときにはレジのフォローに入ることもあります。視野を広く、周囲の状況をみられるようになってきたのは、サブリーダーに任命していただいたあたりからでしょうか。長年勤め、慣れた業務ではありますが、忙しいときこそ打ち間違いなどのミスが生じないよう気を付けています。

レジ部門の仕事をしていてうれしいのは、ご来店される組合員さんと顔なじみの関係になれることです。なかには、私の母親と同年代の方もいらっしゃり、手が空いているときには少しプライベートの近況をお話しさせてもらうなど、職員である私が元気をいただくこともしばしば。日々の接客を通してこういったご縁が紡がれていくのは、本当にありがたいことです。もちろん、接客業ならではの細やかさが求められ、気の抜けない場面もあります。レジであれば、たとえばお豆腐の上にキャベツを乗せるのがよくないというのは誰しも分かることですが、乗せるのがパックのイチゴであっても、気にされる方はいらっしゃいます。もし一度ご指摘を受けたら、次からは毎回「こちらのお豆腐の上にイチゴを置かせていただいてもよろしいでしょうか」と確認をするなど、組合員さんの常識を業務に取り入れていくことが不可欠です。大好きなレジ部門での仕事。これからも、お一人おひとりに寄り添いながら、できる限り長く続けていけたらと思います。