安心・安全に笑顔を添えて。
あたたかい笑顔が待っています。

前職はレストランで勤務していました。レストラン閉店後、新しい仕事を探していたところ、ならコープの「あったか便」の募集広告を見つけたのです。第一印象は、「おもしろそう！」でした。2011年当時、スーパーへお買い物に行けず困っている方向けの買い物代行・配達といったサービスを実施しているお店は少なく、とても画期的だと感じ、私も誰かのお役に立ちたいと迷うことなく応募したと記憶しています。奈良県生駒市にある「ディアーズコープいこま」のあったか便の受付アルバイトでした。6年後の2017年に、商品の写真撮影など、あったか便サイトの事務にまで業務の幅を広げ、さらにその1年後の2018年に新設されたトレーナー職を任されるようになったのです。あったか便スタッフの教育、安全運転の大切さを浸透させるのがトレーナーの主な役割。現在2人のトレーナーで、9店舗を担当し、私は北部地域の5店舗を受け持っています。

南部地域のトレーナーはあったか便のドライバー出身。一方、私は受付け出身にも関わらず、ドライバー教育を任されたため、当初は、「なぜ私なのか？本当に私でいいのか？」と疑問を持ったことも事実です。当時の上司から「あったか便をよく知っていることがトレーナーの必須条件。あなた自身の目線で指導してくれば大丈夫」と声をかけてもらったおかげで腑に落ちて、「より、私なりに精一杯がんばろう！」と思ったことを覚えています。ドライバーは、未経験スタートの人のほうが多いです。経験者が約2週間でひとり立ちするのと比べ、未経験者は約1ヵ月と時間を要します。新人ドライバーへの指導で、運転に関して口を酸っぱくして言っているのは、プライベートで乗っている感覚で運転してはいけないことと、自身の運転技術を過信しないことです。同時に接客面も重要で、ならコープのイメージを左右するのは、ドライバーの言動に他なりません。運ぶだけではなく、安全・安心を笑顔と一緒に届けるのが仕事。大切な商品をポッと置かず、組合員さんの目を見て腰を低く手渡すように伝えています。

採用面接への関りもトレーナーの役割のひとつです。応募者の方に入協後、「思っていた仕事と違う！」と思われないように、あったか便の現場感を伝え、働く姿をイメージしてもらえるよう努めています。あったか便は、コミュニケーションがとても重要な仕事で、北部地域だけでも40人近くの職員がおり、トレーナーとして一人ひとりと信頼関係を築き、この人になら相談したいと思わせる人になっていきたいです。一つひとつは些細なことかもしれませんが、職員とのコミュニケーションの積み重ねが、あったか便の課題解決につながり、組合員さんの大きな満足につながると信じています。ならコープに入協し、受付から始まり、サイトの事務、配達、新人教育と幅広く携われて感謝の気持ちでいっぱいです。研修中は、まるで妹や弟のように感じていた新人職員が数ヵ月後にはすっかり成長し、姉や兄のように私をサポートしてくれる姿を見ると感慨深いものがあります。あったか便は、組合員さんからのたくさんの「ありがとう」と出会える仕事です。特に配達は、面と向かって直接「ありがとう」をいただけるので、やりがいも格別。ぜひ、一緒に味わってほしいです。