どんなに小さなご依頼にも、労力を惜しまない。
組合員さんからの信頼は、まさにプライスレスです。

前職は、ディーラーで営業をしていました。拘束時間が長いうえ、土日も仕事があり家族との時間をあまり取れていなかったため、子どもが生まれるタイミングで転職を決意。対人スキルが活かせることに加え、福利厚生が充実していたことから妻にも背中を押してもらい、ならコープのコミュニケーションドライバーとしてデビューしました。2021年の4月からは、新たに地域担当チーフとなりました。コミュニケーションドライバーには営業目標があり、組合員さんに商品をお届けして終わりではないので、「こういう場合はこれをおすすめしてみよう」などと、グループメンバーの進捗状況を確認しながらアドバイスをしています。なかには年上のスタッフもいますが、チーフ経験のある方もいるので分からないことは質問させてもらったりもしています。ぎくしゃくすることもなく、人間関係にとても恵まれている環境です。

トラックに乗り出発すれば、あとは一人。どちらかというと個人の裁量が大きいのが、ならコープのコミュニケーションドライバーの特徴です。もちろん、分からないことがあれば電話等で相談もできますが、いかに自分で工夫し、行動するかがキーとなってきます。私が入協以来欠かさず続けているのが、「担当者ニュース」というお便りの作成です。内容は、最近作った料理のことや我が子の写真など。週に一度、配達の際にお渡ししているのですが、好評で、なかには、コープが発行する通常のチラシよりもよく目を通しているとおしゃってくださる組合員さんもいらっしゃるほどです。特に年配の方は、まるでご自身のお孫さんのように私の子どもの写真を楽しみにされており、大切な関係性構築のツールとなっています。とはいえ、実は文章を書くのがあまり得意ではなく、毎回悪戦苦闘。しかし、一度やめてしまうと、おそらく書かなくなるだろう私自身の性格を考慮し、入協以来休むことなくコツコツと続けています。

組合員さんとの関係性ができてくると、さまざまなうれしいことがあります。お知り合いなど、新規の組合員さんをご紹介いただくのもそのひとつ。私は入協以来同じエリアを担当しているのですが、なかには、これまでに4、5件ご紹介くださった方もおられます。ご自身がサービスに満足されている証なのだと、ありがたい気持ちになりました。もともとはご利用が不定期だった組合員さんが毎週購入してくださるようになり、さらに「担当者ニュース読んだよ。この商品、あなたがおすすめしていたから買ってみたわ。」と言っていただけたときも、うれしかったです。友だちみたいな感覚で、というと少し語弊があるかもしれませんが、毎週配達に来るコミュニケーションドライバーが堅苦しい人だと嫌だと思うので、親しみやすい雰囲気をつくることを大切にしています。ときには「こういう商品が欲しいんだけど、ちょっと見当たらなくて。調べて来てくれる？」と、御用聞きのようなご依頼を受けることもありますが、親身に対応すれば組合員さんも信頼を示してくださいますし、これからも労力を惜しむことなく、地域に愛される、ならコープの一員として頑張っていきたいです。